X(旧:Twitter)は拡散性の高いSNSです。 その拡散性の高さから、X広告は以下のような方におすすめのWebマーケティングです。
- オウンドメディアへの集客方法を探している
- 自社商品の認知度を高めたい
- オンラインの新規顧客の開拓方法を知りたい
本記事ではX広告の種類や出し方、費用について詳しく解説します。
X(旧:Twitter)広告とは?SNSを活用した集客方法
X広告とは、X内に掲載される広告に出稿できるサービスです。
タイムラインや検索結果に掲載されるため、多くのXユーザーに訴求できます。広告内容はテキストに加えて、画像や動画を使って作成することも可能です。
X広告の3つの特徴
X(旧:Twitter)は2017年に日本国内の月間利用者数が4,500万人を超えており、全世界の多くの人が利用しているSNSです。その世界規模のSNSを利用した広告の特徴は以下の3つがあります。
- 若年層の利用者が多い
- 細かなターゲティングができる
- 2次拡散が無料なのでリーチしやすい
それぞれの特徴と、その理由について詳しく紹介します。
若年層の利用者が多い
2019年の総務省の「情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」によると、Xの各世代の利用率は以下のとおりです。
10代 | 69.0% |
20代 | 69.7% |
30代 | 47.8% |
40代 | 33.4% |
50代 | 28.1% |
60代 | 9.3% |
つまり、Xは10代~30代の利用率が高いとわかります。若者向けに訴求したい場合は、X広告は有効なWebマーケティング手段となるでしょう。
細かなターゲティングができる
X広告の特徴は、細かなターゲティングができることです。 ターゲティングとは、どのような属性の人に広告を配信するのかを選択する機能のことをいいます。
例えば地域や言語、年齢といったユーザーの属性で絞って広告を配信するのがわかりやすいでしょう。Xではユーザー属性に加えて、会話やイベント、趣味関心といったオーディエンスタイプでもターゲティングできるのが特徴です。
このような細かなターゲティングは、自社が広告を届けたいユーザーに配信できるため、成約率向上や広告費用を抑えるのに役立ちます。
2次拡散には費用がかからない
X広告の特徴は、2次拡散に費用が発生しないことです。
2次拡散とは、広告を見たユーザーが「いいね」や「リツイート」といったアクションをして、他のユーザーのタイムラインに表示されることを意味します。
この2次拡散が多いほど、コストパフォーマンスに優れた広告となります。Xの拡散力の強さを生かせる特徴といえるでしょう。
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X(旧:Twitter)広告の種類は5つ
X広告には、目的に合わせた訴求方法ができるように、以下の5つの種類が用意されています。ここではまだTwitterの名称が使われているようですが、そのうちXなどの別名になるかもしれません。
5つの種類の特徴について詳しく解説します。
プロモ広告(旧プロモツイート)
プロモ広告は、通常のツイートと同じような形式で出稿できる広告です。
広告の掲載場所はタイムラインや検索結果で、一般的なツイートと区別するために「プロモーション」のラベルが付きます。
またプロモ広告の特徴は、「いいね」や「リツイート」ができるため、2次拡散が期待できることです。
フォロワー獲得広告(旧プロモアカウント)
フォロワー獲得広告は、その名の通りフォロワー獲得を目的とした広告です。広告の配信対象は、フォロワー以外で興味がありそうなアカウントです。
また広告はタイムラインやセクション、検索結果などに掲載されます。費用はフォロワー獲得ごとに課金されるので、予算を無駄にすることもありません。
フォロワーを増やしたい方におすすめの広告です。
Twitter Amplify
Twitter Amplifyは、出稿する広告と関連性の高い動画コンテンツを使って訴求する方法です。「Amplifyプレロール」と「Amplifyスポンサーシップ」の2種類があります。
Amplifyプレロールは、動画コンテンツの視聴前に流れる動画広告のことです。Twitterと提携しているコンテンツパートナーで配信できます。
一方、Amplifyスポンサーシップはコンテンツパートナーと提携関係を結び、広告配信ができるサービスです。
Twitterテイクオーバー(旧プロモトレンド)
Twitterテイクオーバーは、タイムラインやタブの上部の枠を独占的に広告掲載できるサービスです。
具体的には、タイムラインテイクオーバーとトレンドテイクオーバーがあり、どちらも1日1社の広告枠となります。キャンペーンやイベント日など、特定の日に露出を増やしたい方におすすめです。
Twitterライブ
Twitterライブはリアルタイムの動画配信ができるサービスです。新製品の発表や座談会、ファッションショーの様子などを配信することで、ユーザーとの交流に役立ちます。
※参考:Twitter広告のフォーマット
Twitter広告の費用はいくら必要?
Twitter広告は最小金額が設定されていないため、いくらからでも出稿できます。ただし、金額が少なすぎると成果を上げるのが難しいため、予算は10万円~30万円を目安にしましょう。
またTwitter広告には、種類や目的に合わせて様々な課金方式があります。
- クリック課金
- フォロー課金
- インプレッション課金
- エンゲージメント課金
- アプリインストール課金
- 再生数課金
参考までに、クリック課金型であれば1クリックあたり24円~200円ほどが費用相場です。
Twitter広告の出し方は全5ステップ
Twitter広告の出し方は以下の5ステップが必要です。
- Twitter広告アカウントを取得
- クレジットカード情報を登録
- 広告を作成
- 広告キャンペーンを作成
- 広告グループを作成
5つのステップについて、それぞれ詳しく解説します。
1. Twitter広告アカウントを取得する
まずは、「広告マネージャー」にアクセスして、Twitter広告アカウントを取得してください。
Twitterアカウントをお持ちであれば、Twitter画面の左メニューの「もっと見る」から「Twitter広告」を選択することで、広告マネージャーにアクセスする方法もあります。
2. クレジットカード情報を登録する
次に、広告費用を支払うためのクレジットカード情報を登録します。
広告マネージャーの右上のユーザー名をクリックすると、ドロップダウンメニューが表示されます。そのメニューのなかから、「お支払い方法」を選択して必要事項を入力してください。
3. 広告を作る
広告を出稿するための広告用ツイートを作成します。また、これまでに投稿したツイートを広告の対象とすることもできます。
広告用ツイートの作成は広告マネージャーの「作成」ボタンをクリックして、指示に従って広告を作っていきます。画像や動画を使う場合は、事前に準備をしておきましょう。
ここでオーディエンスの特性やターゲティング機能をカスタマイズすることができます。難しい操作ではないので、仮説を立てていろいろ試してみましょう。
4. 広告キャンペーンを作る
広告を管理するために、広告キャンペーンを作成します。広告キャンペーン名や総予算などを決定しましょう。
5. 広告グループを作る
広告キャンペーン内に広告グループを作ることで、広告をグループ分けできて管理しやすくなります。
グループ名や総予算、入札タイプなどを設定して作成しましょう。広告グループを作成したら、広告キャンペーンを公開して完了です。
X(旧Twitter)の広告収益分配プログラムとは?
2023年8月からスタートした「広告収益分配プログラム」ですが、いまいちわからないという方も多いでしょう。
広告収益配分プログラムとは、投稿のリプライ欄などに広告を表示し、表示回数やクリック数などに応じて広告収益が得られるというものです。
広告収益分配プログラムを利用できるのは、X Premium(旧Twitter Blue)のサブスクリプションプランを利用している場合のみです。つまり、課金している必要があります。
さらに、「18歳以上」「過去3カ月の投稿のインプレッションが500万以上」「フォロワーが500人以上」のアクティブという条件に加え、分配金を受け取るためにオンライン決済サービスのStripeのアカウントが必要になります。
Google Adsenseのようなサービスですが、まだまだ運用ルールは変わってきそうですね。
集客や顧客獲得の手段としてTwitter広告を活用しよう
Twitter広告は、4,500万人以上いるTwitterユーザーに訴求できるWeb広告です。
オウンドメディアの集客に悩んでいる方や、20~30代向けの商材を取り扱っている方には、とくにおすすめのサービスです。もちろんBtoB企業にも有効なマーケティング手段のひとつといえるでしょう。
費用については最低金額が決まっていないため、いくらからでも出稿できます。しかし、あまりに少ないと手間ばかりかかってしまい、成果を上げるのが難しくなります。
それなりの成果を期待するなら、費用は10万円~30万円ほどを目安にして、アナリティクス画面を参考にしながらチューニングをしていくようにしましょう。
リスティング広告についても知っておきましょう!
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