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X(旧:Twitter)に最適な動画サイズは?動画の長さ・ファイル容量・縦横比率を徹底解説

イーロン・マスク氏が買収し「X」に名前を変えたTwitterですが、テキストだけでなく、画像や動画も投稿することができます。

より興味を引くコンテンツとして、多くの企業がマーケティングに活用しています。

今回はX(旧:Twitter)を使うなら知っておきたい、最適な動画サイズ・動画の長さ・ファイル容量・縦横比率を徹底解説します。ぜひX運用にお役立てください。

X動画投稿のポイント!まずはXの仕様を確認しよう

x_video

動画を作成する前に、まずはX(旧:Twitter)の動画投稿の仕様を確認しましょう。

Twitterで動画を投稿できるのは、タイムラインスペースになります。タイムライン投稿は通常のポストと同じで、最長140秒の動画が投稿できます。有料プランのX Premiumを契約している場合は最長180分の動画が投稿できます。

スペースとは、テーマを決めてルームを作成することで、リアルタイムに会話ができる機能のことです( iOS、Androidのみ)。スペースの動画の長さには制限がありません。

最大解像度は横1920×縦1200ピクセルまでです。縦型の動画を投稿すると正方形に収まるように縮小表示(PC)、もしくはトリミング(スマホ)されます。基本的にはXに投稿する動画は横型のほうがきれいに表示されます。

そのほかの仕様については以下の通りです。

ファイル形式MP4、MOV
ファイルサイズ最大512MB
長さ最長140秒(スペースは無制限)
※有料のサブスクリプションプランでは最大180分、iOSとAndroidでは最大10分
解像度最小32×32ピクセル
最大 横1920×縦1200ピクセル(および1200 x 1900)
アスペクト比1:2.39~2.39:1の範囲(上下限値を含む)
フレームレート最大40fps
ビットレート最大25Mbps

引用:Xヘルプセンター

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画質を落とさずにアップロードできる動画サイズ

X (4)

最新のスマホで撮影した、きれいな動画をXにアップロードしたのにガビガビになる……。変にトリミングされる……。

その原因は、X(旧:Twitter)の仕様と動画サイズが合っていないことです。

Xにアップロードできる動画の仕様は前述の通りです。しかし、横1920×縦1200ピクセル以内の動画であっても、高画質の動画は自動でエンコード(圧縮)されてしまいます。その結果、解像度が落ちた状態で表示されるので、動画の画質が荒くなってしまうのです。

そこで、エンコード(圧縮)されないギリギリの動画サイズを知っておくと便利です。

Xに投稿する動画の推奨サイズは以下の通りです。以下のサイズで動画を作成すれば、圧縮されて解像度が低くなることはないでしょう。

向き高さ動画ビットレート音声ビットレート
横長1,280px720px2,048K128K
横長640px360px768K64K
横長320px180px256K64K
縦長720px1,280px2,048K128K
縦長360px640px768K64K
縦長180px320px256K64K
正方形720px720px2,048K128K
正方形480px480px768K64K
正方形240px240px256K32K

引用:X開発者プラットフォーム「動画の仕様と推奨事項」

どうしても編集できない場合はYouTubeにアップする

動画のサイズが大きく、Xの推奨サイズに編集することが難しい場合は、YouTubeに動画をアップして、Xに共有リンクを投稿する方法がおすすめです。

動画に関する専門用語を知っておくと便利!

動画投稿や動画編集をしていると、解像度、アスペクト比、ビットレートなどちょっと聞きなれない言葉が出てきます。

それぞれの言葉の意味を知っておくと失敗がありません。わかりやすく解説するので覚えておきましょう。

ファイル形式

ファイル形式とは動画ファイルの名前を指します。動画フォーマットやコンテナとも呼ばれ、MOVMP4が一般的です。

MOVはApple社が開発した動画形式です。iPhoneで撮影した動画はMOVになります。MP4は現在では最も一般的な動画形式で、ほとんどのプレーヤーに対応しています。

ファイルサイズ

動画のファイルサイズは容量ともいいます。動画のファイルサイズは1秒で0.25MBほどが目安になりますが、「解像度」によってはもっと大きくなることもあります。

解像度

解像度で示される数字はドット(画素)の数を表しています。数字が大きければ大きいほどたくさんのドットが並ぶ=画素数が高くなるので、画質がキレイになります。

解像度ごとに規格名がついているので、覚えておくと便利です。

X(旧:Twitter)の場合はフルHD(1080p)が最大解像度となっています。iPhoneでは4K(2160p)で撮影することができますが、Xへ投稿すると自動的にフルHD(1080p)に圧縮されます。

動画編集アプリによっては、4Kの動画をXにアップロードしても自動圧縮されないケースもあるので注意が必要です。

動画サイズ解像度(横×縦)
4K(2160p)
高解像度
3840×2160px
2K(1440p)
タブレットでよく使われる
2560×1440px
フルHD(1080p)
FHD、フルハイビジョンともいう
1920×1080px
HD(720p)
YouTubeで主流
1280×720px
SD(480p)
標準画質
854×480px

アスペクト比

アスペクト比とは動画の縦横比率のことです。ここで気をつけたいのは、幅(横):高さ(縦)で表されていることです。

4:3(スタンダード)16:9(ワイド)が主流ですが、SNSごとに最適なアスペクト比は異なるので、変に切れたり、引き延ばされたりしないように、必ず確認するようにしましょう。

X(旧:Twitter)の場合は1:2.39~2.39:1の範囲内ということなので、4:3 or 16:9(横長)もしくは3:4 or 9:16(縦長)の動画であればタイムラインできれいに表示されるでしょう。もちろん1:1(正方形)の動画にも対応しています。

フレームレート

フレームレートとは、動画1秒間あたりに表示される画像(フレーム)の枚数を示す単位で、fpsで表されます。数値が高いほどなめらかな動画で、低いとカクカクした動きの動画になります。

人間の目は30fpsの映像を見ているといわれ、日本のテレビ放送も30fpsが主流です。オンラインミーティングは15fpsくらいなので、少しカクカクして見えます。

ビットレート

ビットレートとは、1秒間に送受信するデータの量を指し、bpsで表します。高音質、高画質になればなるほどビットレートの数字は大きくなります。解像度とフレームレートによって必要なビットレートは変わってきます。

X(旧:Twitter)では最大512MBまでの制限があるため、必要であれば動画編集ソフトで解像度やフレームレート、ビットレートを調整します。

低画質で再生される場合は設定を確認!

動画サイズなどを調整してアップロードしたのに、低画質で動画が再生される場合はXの設定を見直してみましょう。

PCブラウザ版の場合

X

通信料を節約するモードになっていると、動画アップロード、動画再生が低画質になる可能性があります。

Xを開いて、「もっと見る」⇒「設定とプライバシー」⇒「アクセシビリティ、表示、言語」⇒「データ通信量」に進み、データセーバーのチェックが入っている場合はチェックを外してみましょう。

スマホアプリ版の場合

X (2)

スマホアプリ版も同じく、通信料を節約するモードになっていると、動画アップロード、動画再生が低画質になる可能性があります。

Xアプリを開いて、「設定とプライバシー」⇒「アクセシビリティ、表示、言語」⇒「データ利用の設定」に進み、データセーバーのチェックが入っている場合はチェックを外してみましょう。

さらに、高画質動画の再生がオフになっている場合は、「モバイルデータ通信とWi-Fi接続時」もしくは「Wi-Fi接続時」を選択しておきます。

写真長押しして4Kで読み込んで…はスマホ版のみ

X (3)

画像とともに、「写真長押しして4Kで読み込んでみて」「Tap, hold and load in 4k」というポストがバズっています。

これはスマホアプリ版のX限定になりますが、画像をタップして、長押しして「4Kで読み込む」を選択すると、高画質な画像が表示される機能です。動画にはまだ実装されていません。

「設定とプライバシー」⇒「アクセシビリティ、表示、言語」⇒「データ利用の設定」ぺージで、高画質画像が「モバイルデータ通信とWi-Fi接続時」もしくは「Wi-Fi接続時」が選択されているときのみに楽しめます。

ペットやアーティストの画像が圧縮されずに、4Kの画質できれいに表示されます。高画質の画像をアップしたいときには「写真長押しして4Kで読み込んでみて」と添えてポストすると表示回数が増えそうですね。

おすすめの動画編集アプリは?

動画の長さに140秒(2分20秒)の制限があるX(旧:Twitter)ですが、投稿画面で簡単にトリミングをして長さを調整することができます。

しかし、解像度の調整、音楽や字幕も入れたいとなると、動画編集アプリを使うのが便利です。ここでは初心者におすすめの無料動画編集ソフト・アプリをご紹介します。

Promeo

テンプレートを使うことでX(旧:Twitter)に最適化された動画を簡単に作ることができます。

公式ホームページ:https://jp.cyberlink.com/products/promeo/features_ja_JP.html

CapCut

TikTokを運営するByteDance社の動画編集アプリで、豊富なスタンプやエフェクトを使って編集することができます。Windows、Mac、Android、iOSで使用可能です。

ただし、商用利用の際はミュージックや編集効果などの仕様に制限があるため、注意が必要です。現在はWebブラウザ版のCapCutでのみ「CapCut for Bussiness」が利用可能です。

公式ホームページ:https://www.capcut.com/ja-jp/

clipcham

無料で動画の圧縮や解像度の変更ができるオンラインツール。動画の編集もでき、操作も簡単です。

公式ホームページ:https://clipchamp.com/ja/

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Adobe Express

直観的な操作で動画編集ができるAdobe社のアプリです。サムネイルなども作成可能です。Windows、Mac、Android、iOSで使用可能です。

公式ホームページ:https://www.adobe.com/jp/express/

まとめ

X(旧Twitter)をはじめ、Instagram、TikTok、YouTubeなど、様々な動画共有SNSがあります。

それぞれのSNSごとに、アップロードできる動画の長さやファイル容量、縦横比が異なります。より多くのインプレッションやエンゲージメントを獲得するなら、適切な動画サイズを知っておくことが大切です。

無料で使える動画編集アプリもあるので、音声やエフェクトなどの編集にも挑戦してみましょう。

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Akala Note編集部


右も左もわからないままIT企業に入社。研修でテレアポ、テレマーケティングのおもしろさにはまり、インサイドセールス部門に配属を希望。法人営業、マーケティング部門も経験し、いまでは新人研修も担当する。BtoB営業・マーケティングのオールラウンダーをめざして奮闘中!

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