営業戦略・営業ノウハウ

ChatGPTで営業力アップ!BtoBの現場で役立つAIの活用方法

ChatGPT(チャットジーピーティー)とは、OpenAI社によって開発された自然言語処理モデルのひとつで、人間と自然な会話ができるAIです。

ChatGPTは、質問文やプロンプトと呼ばれる指示文から予測して、適切な返答や提案を生成します。例えば、商品やサービスの説明、セールスレターの作成などに活用されています。

今回はChatGPTを活用して、BtoB営業の現場で役立てる方法について実例をもとに紹介していきます。

ChatGPTを始めてみましょう

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ChatGPTは無料で利用できます。有料のChatGPT Plusも提供されてますが、まずは無料版でOKです。

ChatGPTを始めるには、アカウント登録が必要になります。ChatGPTサイトのSign upからアカウント登録をしておきましょう。スマホアプリ版を使用する場合は、アプリをインストールしてアカウント登録を行います。

なお、ChatGPTは無料で利用できますが、有料プラン「ChatGPT Plus」も提供されています。

ChatGPTの使い方

ChatGPTの使い方はとても簡単です。表示されたテキストボックスに、質問プロンプトと呼ばれる指示文を入力し、ChatGPTが生成する回答を受け取るのみです。

例えば、「ChatGPTとは?」と入力すると、以下のような回答が生成されました。

ChatGPTは、OpenAIによって開発された自然言語処理モデルの一つです。ChatGPTは、GPT(Generative Pre-trained Transformer)という技術を基にしており、大規模なテキストデータセットを用いて事前にトレーニングされたモデルです。GPT-3.5というバージョンは、私のベースとなっているモデルです。知識のカットオフは2021年9月であり、それ以降の情報にはアクセスできません。
ChatGPTは、自然言語の理解と生成に関するタスクにおいて非常に優れた性能を発揮することが知られています。これを使用することで、テキストベースの質問応答、文章生成、対話生成、要約、翻訳などのさまざまな自然言語処理タスクを実行することができます。
また、ChatGPTはオープンドメイン(幅広いトピックに対応)なので、さまざまなコンテキストや質問に対して応答を生成できます。ChatGPTは、カスタマーサポート、テキスト生成、情報検索、教育支援、クリエイティブライティング、プログラムのコーディング支援など、多くの用途で活用されています。
簡単に言えば、ChatGPTは人工知能ベースのテキスト生成および対話システムであり、ユーザーが自然な言語でコミュニケーションできるようにするために使用されます。

さらに回答の文字数や出力形式などもプロンプトによって指定することもできます。

例えば、「「ChatGPTとは?」の解答を箇条書きで要約して出力してください。」と入力すると、以下のように生成されます。

「ChatGPTとは?」の要約を箇条書きで以下に示します:
1. ChatGPTは、OpenAIによって開発された大規模な自然言語処理モデルです。
2. GPT(Generative Pre-trained Transformer)のアーキテクチャをベースにしており、大量のテキストデータで事前訓練されています。
3. ChatGPTは、テキストベースの対話を生成・理解する能力を持ち、一般のユーザーとコミュニケーションを行うことができます。
4. ChatGPTは、情報提供、質問応答、テキスト生成、タスクの自動化など、さまざまな用途に適用できます。
5. 2021年9月までの知識に基づいており、その後のアップデートや進化に関する情報は含まれていません。

これらのポイントが、「ChatGPTとは?」についての要約です。

このほか、Markdown記法という方法で、さらに細かく出力形式を指定することもできます。

BtoB営業の現場でのChatGPT活用事例

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BtoB営業に限らず、営業の現場では顧客とのコミュニケーションが重要です。

しかし、顧客のニーズや状況に応じて、個別にメッセージを作成するのは時間や労力がかかります。また、資料作成や議事録の作成に追われているというケースもあるでしょう。

そこで、おすすめなのがChatGPTの活用です。すぐに実践できる活用アイデアを、プロンプト例とともにご紹介します。

メール文面を作成する

ChatGPTではメール本文の長さや方向性などを指定することで、顧客に合わせてカスタマイズされたメール文章を作成することができます。

営業メールはもちろん、フォローメール、クレーム対応メールまで幅広く対応できます。例えば、プロンプトを以下のように入力します。

ポイントは営業担当者料理専門家優秀なコピーライターなどの「役割を与える」ことです。ChatGPTは役割を与えることで、その人物が回答しそうなことを出力できるようになります。

あなたは営業担当者です。セミナーに参加してもらった顧客にお礼を伝えるとともに、面談のアポを取る目的でメールを送信します。挨拶文から締めの言葉まで、簡潔でわかりやすいメール文を作成してください。

すると、以下のような回答が出力されました。

もちろんです。以下は、セミナーに参加していただいた顧客に送るお礼と面談のアポを取るためのメールのサンプルです。

件名: セミナー参加ありがとうございました & 面談のご案内

お世話になっております、[あなたの名前] です。
先日のセミナーへのご参加、誠にありがとうございました。貴重なお時間を割いていただき、光栄に思っております。
セミナーで新たな知識やアイデアを得られたことを願っております。お手伝いできることがあれば、どうぞお気軽にお知らせください。
さて、セミナーの内容に関連して、個別のご相談や質問がございましたら、お気軽にお伝えいただければと思います。私たちはお客様のビジネスの成功をサポートすることを使命としており、皆様のニーズに合わせたソリューションを提供することを心から願っております。
そのために、お時間が許す範囲でお会いして詳細についてお話しできればと思います。以下の日程について、お伺いできる日時がございますので、お知らせいただければ幸いです。

[提案日程1]
日付: [提案日程1の日付]
時間: [提案日程1の時間]

[提案日程2]
日付: [提案日程2の日付]
時間: [提案日程2の時間]

[提案日程3]
日付: [提案日程3の日付]
時間: [提案日程3の時間]

上記の中からお都合の良い日時をお知らせいただければ、面談の日程を調整いたします。また、面談場所についてもご希望があれば教えていただければと思います。

何かご不明点やご質問がございましたら、どうぞお気軽にお知らせください。お会いできることを楽しみにしております。

それでは、どうぞよろしくお願い申し上げます。
ご連絡をお待ちしております。

[あなたの名前]
[あなたの連絡先情報]

このメールを参考にして、顧客に合わせて内容を調整していただければと思います。ご成功をお祈り申し上げます。

このままでも良さそうですが、必ず目を通してリライトを行いましょう。

営業資料を作成する

ChatGPTは長い文章を要約するのも得意です。文字数も指定できるので、商品やサービスの特徴を簡潔にまとめることもできます。

また、自社商品・サービスの他社との比較や市場調査、さらにはキャッチコピーの考案にも活用できるため、より短時間で営業資料を作成することができます。

ChatGPTを活用することで、悩む時間を減らせることが大きなメリットです。例えば、以下のように質問してみましょう。

営業リスト業界のトレンドを要約してください。
「競合他社○○の商品名〇〇」の分析をしてください。強みと弱み、ユーザーの口コミも分析して簡潔にまとめてください。
「商品名」を売るキャッチコピーを50文字程度で5案作ってください。

トークスクリプトを作成する

テレアポをする際のトークスクリプトの素案の作成もあっという間に完了します。以下のように質問してみましょう。

人材派遣について、メーカー企業の人事部長にセールスします。テレアポをする際、受付突破のためのトークスクリプトを作成してください。

回答は以下のように生成されました。回答の内容が気に入らなければ、右下の「再生成」プロンプトを変更したり、指示を追加したりして調整します。

顧客対応をする

ChatGPTは、顧客の問い合わせに対して、迅速に返答することができます。専門知識が必要になりますが、ChatGPTの API 連携機能を使うことで、FAQやチャットボットに組み込むことができます。

ChatGPTを営業活動に活用するメリット

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ChatGPTは、営業活動を効率的かつ効果的にするという点で様々なメリットがあります。

メリット1:時間とコストの削減

ここまで紹介したように、調査や資料作成などの手間のかかる作業は、ChatGPTにまかせることで時間とコストの削減につながります。その結果、営業担当者の負担を軽減することができ、本来の営業業務に集中できます。

メリット2:顧客満足度の向上

ChatGPTは、チャットボットやFAQに組み込むことで、24時間365日の自動応答が可能になります。顧客の質問に対して適切な回答や提案を行うことができ、顧客満足度の向上につなげることができます。

ChatGPTを営業活動に活用するデメリット

しかし、その一方でデメリットも存在します。

デメリット1:完璧なツールではない

ChatGPTはとても優れたツールですが、完璧とはいえません。人間のような創造性や判断力、経験などを持ち合わせていません。そのため、ChatGPTの回答はあくまでも下書きと捉え、ブラッシュアップしていく前提で活用するのがおすすめです。

デメリット2:専門用語を理解できない

特定の分野や業界に関する知識や専門用語を十分に理解していない場合もあり、ChatGPTから正確な情報や回答を得ることができない可能性があります。

まとめ

ChatGPTは、営業活動において多くのメリットをもたらすことができるチャットボットです。

特に文章の生成に強みがあるため、メール作成、営業資料作成、トークスクリプト作成に役立てることができるでしょう。しかし、一方でデメリットも存在します。営業担当者は、ChatGPTの特徴や使い方を理解し、適切に活用することが重要です。

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Akala Note編集部


右も左もわからないままIT企業に入社。研修でテレアポ、テレマーケティングのおもしろさにはまり、インサイドセールス部門に配属を希望。法人営業、マーケティング部門も経験し、いまでは新人研修も担当する。BtoB営業・マーケティングのオールラウンダーをめざして奮闘中!

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