Web広告は集客方法のひとつとして多くの企業が活用しています。しかし、種類が豊富なため、どの媒体を活用すれば良いのか迷うビジネスパーソンもいるでしょう。
もちろん、どれでも良いというわけではありません。Web広告は種類によって、メリット・デメリットが異なるためです。
本記事では集客の基礎知識として、7種類のWeb広告の特徴と選び方のポイントを紹介します。
Web広告とは?
Web広告とは、インターネット上で配信される広告のことです。自社製品ページや自社サイトなどへの集客方法として、多くの企業が活用しています。
Web広告全般の特徴は、テレビCMや新聞広告などオフラインの広告と比較すると費用を抑えやすく、効果測定がしやすい点です。また、ユーザーの属性に合わせて広告を配信するなど、よりターゲットを絞ることもできます。
7種類のWeb広告媒体
Web広告を有効活用するには、まず種類を把握しておく必要があります。種類によってメリット・デメリットが異なるため、目的によっては適さない種類もあるためです。
7種類のWeb広告とメリット・デメリットの一覧は以下のとおりです。
種類 | メリット | デメリット |
---|---|---|
リスティング広告 | ・クリック課金型で費用を抑えられる ・質の高い見込み顧客を獲得できる | ・人気のキーワードは費用が高額になる ・キーワードや価格設定などの調整に手間がかかる |
ディスプレイ広告 | ・不特定多数のユーザーにアプローチできる | ・クリック率が低い傾向にある |
動画広告 | ・視覚的に訴求することで、ユーザーの注意を引きやすい | ・動画コンテンツを作成するのに手間と費用がかかる |
リターゲティング広告 | ・費用対効果が高い | ・新規顧客の獲得や潜在顧客の掘り起こしに向いていない |
SNS広告 | ・若年層にアプローチしやすい ・細かな属性でターゲットを絞り込める | ・50代以上のユーザーにアプローチしにくい ・炎上するリスクがある |
純広告 | ・潜在層にアプローチできる | ・まとまった費用がかかる |
アフィリエイト広告 | ・費用対効果が高い ・費用を抑えつつ、商品やブランドの認知度を高められる | ・広告内容をコントロールできない |
1. リスティング広告
リスティング広告は、GoogleやYahoo!などの検索エンジンでキーワード検索した際に表示される広告です。
指定したキーワードで検索されると、テキスト形式の広告が検索結果に表示されます。一般的に、広告がクリックされると費用が発生するクリック課金型なので、集客できた分だけ費用がかかります。予算の上限を設定することもできます。
検索キーワードとの関連性が高ければ高いほど、質の高い見込み顧客を獲得できるのがメリットです。ただし、キーワードやクリック単価、広告内容の見直しなどに手間がかかります。
2. ディスプレイ広告
ディスプレイ広告は、Webサイトやアプリの広告枠に掲載される広告のことです。画像や動画、テキストなど、広告の形式はさまざまです。
多数のWebサイトに広告を表示できるため、不特定多数のユーザーにアプローチできます。ただし、別の目的で訪れたサイトに広告が表示されるため、クリック率が低い傾向にあります。
代表的な媒体は、GoogleのディスプレイネットワークやYahoo!ディスプレイ広告です。費用はクリック課金型と、広告の表示回数に応じて発生するインプレッション課金型があります。
3. 動画広告
動画広告は動画を活用した広告です。YouTubeなどの動画プラットフォームで配信する方法と、Webサイトやアプリの広告枠に掲載する方法があります。
動画広告は多くの情報を伝えられ、ユーザーの注意を引きやすいのがメリットです。しかし、動画コンテンツを用意する必要があるため、作成に手間と費用がかかります。
4. リターゲティング広告
リターゲティング広告とは、いちど自社サイトや自社製品ページに訪れたユーザーを追跡し、再度広告を配信する仕組みです。ユーザーは、様々なサイトで広告主の広告を目にすることになります。
例えば、自社サイトを訪問したユーザーに割引クーポンを表示したり、商品を追加したまま放置している見込み顧客に対して購入を促す広告を表示することもできます。
すでに自社製品・サービスに興味を持っているため、成約につながりやすく、費用対効果が高い傾向にあります。ただし、新規顧客の獲得や潜在顧客の掘り起こしには、向いていません。
5. SNS広告
SNS広告とは、FacebookやX(旧Twitter)、InstagramなどのSNSで配信される広告のことです。
SNSは若年層が多く利用しているため、若者向けの製品やサービスを訴求するのに向いています。反対に、50代以上では利用者数が減少するため、アプローチしにくいので注意が必要です。また、SNSは拡散性が強く、不適切な広告を配信すると炎上するリスクがあります。
6. 純広告(記事・バナー広告)
純広告は特定の媒体の広告枠を買い取り、広告を掲載する方法です。記事広告、バナー広告とも呼びます。
純広告の特徴は、広告を配信する媒体と掲載位置を指定できることです。広告枠ごとに費用が決まっており、集客力の高い広告枠ほど高額になる傾向があります。また、リスティング広告やディスプレイ広告とは異なり、いちど出稿すると途中で広告を変更できません。
7. アフィリエイト広告
アフィリエイト広告は、アフィリエイターの持つコンテンツに広告が掲載される方法です。具体的には、アフィリエイターの管理するWebサイトやブログに自社製品・サービスを紹介してもらい、クリックや成約ごとにあらかじめ定めた報酬を支払います。
アフィリエイト広告は潜在層・顕在層のどちらにもアプローチできるのがメリットです。成約がなければ費用が発生しないので、費用をかけずに知名度を高める効果も期待できます。
一方、アフィリエイターが自由に広告文を作成するため、掲載内容をコントロールできないのがデメリットです。
アフィリエイターとは、ブログやWebサイトなどの自分のコンテンツに、広告を掲載して収入を得ている人です。
Web広告媒体の選び方のポイント
7種類のWeb広告を適切に使い分けるには3つのポイントがあります。
・ターゲットを明確にする
まずは、広告をだれに向けて配信するのか、ターゲットを明確にします。ターゲットを明確にすることで、どの媒体を選択すれば良いか判断基準となるためです。具体的にはターゲットが若者であればSNS、中高年であれば純広告といった具合です。
・目的を明確にする
次にWeb広告を活用する目的を明確にします。例えば、「新規客の獲得」「潜在層へのアプローチ」「知名度の向上」「商品の販売」などがあります。
自社の抱えている課題に合わせて目的を明確にしましょう。目的が明確になると、各種類の特徴からどの種類を選択すべきかを検討しやすくなります。
・予算に適した媒体を選択する
Web広告は種類によってかかる費用が異なります。純広告であれば掲載場所によって、数百万円の費用がかかる場合も珍しくありません。一方、リスティング広告であれば1クリックあたり数円から設定可能です。
このように、種類ごとにかかる費用が異なるため、予算に適した媒体を選択する必要があります。
集客方法のひとつとしてWeb広告を活用しよう
Web広告は、即効性のある集客方法です。ただし、効果を高めるには、7種類のなかから、自社のターゲットや目的に適した媒体を選択する必要があります。今回紹介した選び方を参考に、集客方法のひとつとしてWeb広告を活用してみましょう。
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