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【初心者向け】YouTubeへ動画投稿する方法をわかりやすく解説

YouTubeをマーケティングに活用する企業が増えています。会社紹介動画や製品・サービスのPR動画など、けっこう見かけますよね。

YouTubeへの動画投稿は、Googleアカウントさえあれば誰でも簡単にできます。そこが魅力のYouTubeですが、ただ動画をアップしただけでは何の成果も得られません。

今回は初めて動画マーケティングに挑戦する方へ向けて、YouTubeへ動画投稿する流れをわかりやすく解説します。

YouTubeへ動画投稿するための準備

YouTubeへ動画投稿するには、前もって準備すべきことがあります。以下の項目をすべてチェックしましょう。

1.インターネットブラウザの確認
2.Googleアカウント作成
3.YouTubeチャンネル開設
4.YouTube Studioの初期設定

1.インターネットブラウザの確認

YouTubeへ動画をアップロードする際、「ネットワーク エラーが発生しました」「ネットワーク上でデータを送信中にエラーが発生しました」などとエラーが発生することがあります。

インターネットブラウザが最新でない場合に起こるエラーのため、あらかじめインターネットブラウザを最新バージョンに更新しておくようにしましょう。

YouTubeが推奨するブラウザは以下の通りです。

Google Chrome
Firefox 4 以上
・Internet Explorer または Microsoft EdgeSilverlight を有効にする
参考:YouTubeヘルプ

また、パソコンが必要なスペックを満たしていない、インターネット接続が不安定な場合も、スムーズに動画編集・動画投稿の処理が進まないことがあります。

例えば、CPUはCore i5以上、メモリは16GBがおすすめです。インターネットの速度については、Googleの検索窓「インターネット速度テスト」と打ち込んで検索するだけでチェックすることができます。

2.Googleアカウント作成

YouTubeはGoogleのサービスです。企業のGoogleアカウント、もしくは個人のGoogleアカウントが必要です。

Gmailのアカウントを持っていればOKです。持っていない場合は、Googleアカウントのログインページから作成しましょう。

Googleを開いて右上の【ログイン】をクリックし、【アカウントを作成】に進む。「個人で使用」か「仕事/ビジネス用」かは任意で選んでください。

3.YouTubeチャンネル開設

作成したGoogleアカウントでYouTubeにログインします。

▲右上からログイン

ログインができたら【設定】へ進み、【新しいチャンネルを作成する】を選択します。チャンネル名は企業の名前などを設定しましょう。電話番号での認証手続きを終えれば完了です。

▲チャンネル名を設定

4.YouTube Studioの初期設定

YouTube Studioとは、投稿した動画の分析を行えるアナリティクス機能が無料で使えるツールです。トリミングや音声追加など、簡単な編集作業も行えます。

YouTubeの右上のアイコンをクリックして【YouTube Studio】を開きます。【設定】で通貨を【JPY – 日本円】に指定して保存します。

同じく【設定】【チャンネル】に進み、【居住国】【日本】にします。【キーワード】は商材や動画のテーマに合ったものをいくつか登録しておきましょう。

▲無関係なキーワードはNG

次に【設定】【アップロード動画のデフォルト設定】で、【タイトル】【説明】を入力します。後で変更もできるので、テンプレート的に登録しておくと便利です。

さらに【公開設定】【非公開】にしておくことで、誤って動画を公開してしまうことを防げます。よく使う【タグ】もあらかじめ登録しておくと便利です。

動画編集を行うときは、まずは右上の【作成】ボタンから【動画をアップロード】します。

アップロードが終わったら、【コンテンツ】から編集したい動画を選び、【エディタ】をクリックすると編集画面になります。

基本的に企業の動画はよほどしっかりと練られた企画ではない限り、10分を超える長尺動画は最後まで見てもらえない可能性が高いので、適宜トリミングをして簡潔にまとめるようにしましょう。

編集が終わったら【公開設定】【公開】にすれば完了です。

▲アップロードした動画はここで管理

YouTubeで集客するための準備

企業がYouTubeで集客を行うためには、その会社のブランドイメージやコンプライアンスなども加味しなければなりません。

もちろん、これまでとは一線を画して新しいブランドイメージを作り上げる、といったこともできます。「集客」という目的からブレないように、以下のポイントを確認しておきましょう。

1.動画の目的、KPI、予算を決める
2.YouTubeチャンネルのコンセプトを決める
3.動画制作方法、大まかなスケジュールを決める
4.費用対効果も考慮した予算を設計する
5.撮影から公開までの投稿スケジュールを設計する

1.動画の目的、KPI、予算を決める

YouTube運用に限らず、新たに施策を行うには「目的」「KPI(目標)」そして「予算」を決める必要がありますね。

目的、つまりゴールが決まっていない場合、動画の方向性や広告出稿などで戦略を練ることができず、何を伝えたいチャンネルなのか迷子になってしまいます。

そして、目的があればおのずとKPIや目標、予算といった計画が立てられますね。

2.YouTubeチャンネルのコンセプトを決める

YouTubeチャンネルの目的を決めたら、続けてそのチャンネルの「コンセプト」を決めていきましょう。

「誰」の「どんなこと(悩みや知りたいことなど)」に「役立つ、価値を感じてもらえる」チャンネルとしたいかをまとめます。

また、企業のYouTubeチャンネルとして、これだけは守ること、NGなどを決めておくと運用がしやすくなります。動画の構成を考える際にも軸になることなので、しっかり決めておきましょう。

3.動画制作方法、大まかなスケジュールを決める

動画制作を社内で内製(インハウス)するのか、制作会社に依頼するのかを決めます。最初の動画アップロードの予定日、投稿の間隔などのスケジュールも決めておきましょう。

4.費用対効果も考慮した予算を設計する

制作しようとしている動画のクオリティが高ければ高いほど、当然撮影や編集にはそのクオリティを出すための機材や人員が用意されるため、費用も高額になります。

テレビCMのようなクオリティの動画を制作する場合には、もちろん長さや出演者によって増減がありますが、少なくとも100万円以上、場合によっては500万円を超える制作費がかかることもあります。

自社で内製を行う場合には、ツールの利用料や人員の確保、学習コストなども加味して予算を設計していきましょう。

動画の内製に使える無料の動画編集ツールは「営業資料を動画にしよう!もっと伝わる・売れるプレゼン動画を作る方法とコツ」の記事内でも紹介しています。

5.撮影から公開までの投稿スケジュールを設計する

YouTube運用を行う上で、撮影から投稿、公開のスケジュール設計は重要です。ざっと以下のようなタスクが発生します。

内製する場合には自社で一度どの程度時間がかかるのか試してみるのもよいでしょう。外注する場合も、どこからどこまでを自社で行うのか、制作会社と打ち合わせをしておくようにしましょう。

  • 撮影・編集スタッフの募集期間
  • 動画の構成案、絵コンテの作成時間
  • 出演者の調整が必要な場合は交渉の期間
  • 撮影の平均時間
  • 動画サムネイルの作成時間
  • YouTubeへの公開作業時間

企業のYouTube運用のコツ

動画を制作してYouTubeへ投稿し、効果的に集客し続けるにはメンテナンスも必要になります。どのように運用すればいいのか、効果的なYouTube運用のコツを知っておきましょう。

1.SEO対策で活用する

YouTubeで公開した動画は検索エンジンでも表示されます。動画コンテンツは上位に表示されることもあるため、YouTubeから自社サイトへ流入を増やすといった活用方法もあります。

再生数を伸ばすだけではなく、SEOの観点で運用するのも効果的です。

2.ターゲットを明確にした動画制作

YouTubeは若年層が多いと思われがちですが、コロナ禍をきっかけに、幅広い年齢層が利用するようになりました。そのため、通常のマーケティングと同じく、しっかりとターゲットユーザーを設定した動画制作が重要になります。

3.SNS連携など運用体制を整える

YouTube運用は一朝一夕で効果を得ることはできません。長い目で最初に決めたコンセプトやスケジュールを継続的に運用できることが重要です。

効果が出るまではもちろん、順調に成長してきたチャンネルをより成長させていくためにはSNSとの連携など、マーケティング戦略が必要です。きちんと運用フローやチーム作りを行いましょう。

YouTubeでもTikTokやinstagramのようなショート動画を投稿することができます。スマホがあれば簡単に投稿できるので、ケースバイケースで使い分けてみるのもオススメです。

4.スピーディにPDCAを回す

目的に沿って決めたKPIを達成するためには、短いスパンでのPDCAが非常に重要です。

また、チャンネル運用には相当数の動画を投稿する必要があります。そのため、他業務との兼ね合いでコンテンツ配信に集中しすぎてしまい、PDCAを回せていないといった企業も多く見受けられます。

視聴者が離れてしまわないよう、PDCAはできる限り短く、回数を回すことを意識しましょう。

まとめ

企業がYouTubeを使って集客するには、その運用計画と体制の構築が非常に重要です。また、動画制作、動画投稿にも相応のコストがかかります。

動画制作が目的にならないように、KPIを設定し、短くたくさんPDCAを回すことが大きなポイントになります。まだまだ伸びる可能性の秘めた「動画マーケティング」、集客のきっかけになれば幸いです。

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Akala Note編集部


右も左もわからないままIT企業に入社。研修でテレアポ、テレマーケティングのおもしろさにはまり、インサイドセールス部門に配属を希望。法人営業、マーケティング部門も経験し、いまでは新人研修も担当する。BtoB営業・マーケティングのオールラウンダーをめざして奮闘中!

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