LINE公式アカウント(旧:LINE@)とは、LINE上で企業や店舗が直接ユーザーに対して販売促進を行えるツールです。無料プランが用意されており、費用をかけずに販促活動が行えます。
- 聞いたことはあるが、何ができるか分からない
- アカウントの作り方が難しそう
- 無料で使える販促ツールを知りたい
本記事では、LINE公式アカウントの概要から販促活動に使える機能、アカウント作成方法を10枚以上の画像を使って丁寧に説明しています。LINE公式アカウントの導入を検討している方はご一読ください。
LINE公式アカウントとは
LINE公式アカウントとは、LINEのユーザーとコミュニケーションを取ることができるサービスです。LINE公式アカウントを作成すると、顧客にメッセージやクーポンを送ったり、予約や問い合わせを受け付けたりすることができます。
2023年1月時点で稼働しているアカウントは、30万件以上※です。
※認証済みアカウントで、月に1回以上利用しているアカウント数
また、LINEは2022年9月時点で月間9,300万人のユーザーがいます。そのため日本の人口(12,484人)の約75%にアプローチが可能です。
LINE公式アカウントを利用している業種
公式サイトによると以下のような業種に導入実績があり、業種を問わず利用されています。
- 理美容室
- 飲食店
- 金融機関
- 製薬会社
- 不動産会社
一般顧客を相手にするBtoC企業や店舗に限らず、BtoB企業でも活用されているサービスです。
LINE公式アカウントでできること
LINE公式アカウントには以下の機能が備わっており、新規顧客獲得はもちろん、リピーターの獲得も可能です。
- メッセージ
- チャット
- ショップカード
- クーポン
- LINEコール
1.メッセージ
引用:LINE Business Guide 2022年10月-2023年3月期資料より
メッセージではテキストだけでなく、画像・スタンプなどさまざまなものを送信できます。
- テキスト
- 画像
- スタンプ
- リッチメッセージ
- カードタイプメッセージ
- リッチメニュー
1回のメッセージ配信で、最大3吹き出しまでメッセージを送れます。テキスト以外も送れるため、工夫次第でユーザーの目に留まりやすいメッセージが作成可能です。
2.チャット
チャットは、ユーザーと一対一でコミュニケーションができる機能です。問い合わせや予約の受付に使用できます。
LINE のトークと同じように使用できるため、普段LINEを使っている方であれば操作方法に迷うことはないでしょう。
また、問い合わせや質問に対して、キーワード応答機能やAIによる自動応答も設定が可能です。そのため、業務が忙しい方・人的余裕がない会社でもユーザーとのコミュニケーションがおろそかになりません。
3.ショップカード
ショップカードでは、LINE上でポイントカードの発行・管理が可能です。そのため以下のお客様にもポイントカードの作成を促せます。
- 財布にポイントカードを入れたくない
- アプリを増やしたくない
またポイントカードは LINE に集約されるため「ポイントカードを自宅に忘れた」という事態を防止できます。
4.クーポン
登録者にクーポンや割引券を配布が可能です。例えば「公式LINEを登録すると、クーポンをプレゼントします」といったキャンペーンに使用できます。
また以下のような使い方も考えられます。
- 初めて来店してもらうきっかけ作り
- 再度来店してもらうきっかけ作りけ作り
5.LINEコール
LINEコールとは、ユーザーからLINE公式アカウントに音声通話・ビデオ通話を無料で行える機能です。メッセージのやり取りでは、解決できない以下のような事態に使用しましょう。
- お客様からの緊急の問い合わせ
- オンライン面接
- オンラインレッスン
また問い合わせ先を固定電話や携帯電話に設定でき、問い合わせ窓口を一本化できます。さらにLINEコールは無料で使えるため、通話料の削減にもつながります。
LINE公式アカウントの作り方
LINE公式アカウントは、以下4つの手順で作成します。
- LINE公式アカウントの公式サイトにアクセス
- LINE公式アカウントを開設
- LINE公式アカウントを作成
- 認証済みアカウントの設定を行う
※2023年1月時点の情報を元に解説しています。
1.LINE公式アカウントの公式サイトにアクセス
公式サイトにアクセスして「LINE公式アカウントをはじめる」をクリックします。
https://www.lycbiz.com/jp/service/line-official-account/
2.LINE公式アカウントを開設
次の画面で「LINEアカウントで登録」または「メールアドレスで登録」のどちらかをクリックします。
プライベートで使用しているLINEアカウントを使用したくない方は、メールアドレスでの登録がおすすめです。(本記事では、「メールアドレスで登録」の流れを解説します)
「メールアドレスで登録」をクリックし、登録用のメールアドレスを入力し「登録用リンクの送信」を選択します。
登録したメールアドレス宛に「LINEビジネスID登録用のリンク」が記載されたメールが送られます。メール内の「登録画面に進む」をクリックし、「名前」と「パスワード」を「登録」します。
3.LINE公式アカウントを作成
①以下の必要な情報を入力し「確認」をクリックします。
- アカウント名
- メールアドレス(登録に使用したメールアドレスを入力しましょう)
- 会社・事業者の所在国・地域
- 業種
②入力内容の確認をして、問題がなければ「完了」をクリックします。
③LINE公式アカウントの作成が完成しました。
4.認証済みアカウントの設定を行う
①認証済みアカウントの設定を行う方は「LINE Official Account Managerへ」をクリックします。次の画面で、情報利用に関する同意についてを読んだ上で「同意」をクリックしてください。
LINE公式アカウントには、「認証済みアカウント」と「未承認アカウント」の2種類があります。 認証済みアカウントとは審査を通過したアカウントのことで、未承認アカウントは審査を通過していないアカウントのことです。 認証済みアカウントには、以下4つのメリットがあります。 ● 青いバッジがついて、LINE内の検索対象になる ● 販促用ポスターをダウンロードできる ● 請求書決済を利用できる ● 「友だち追加広告」を利用できる |
②管理画面右上の設定をクリックします。
③「アカウントの認証をリクエスト」をクリックします。
④ページ下部の「アカウントの認証を申請する」をクリックします。
⑤以下5つの情報を入力後「確認」をクリックします。
- アカウント情報
- 業種・申し込みタイプ
- 店舗/施設情報
- 会社情報
- 申込者情報
⑥入力内容を確認後「完了」をクリックします。
⑦以上で、認証済みアカウントの申し込みが完了です。審査完了まで5〜10営業日掛かります。
LINE公式アカウントの料金
LINE公式アカウントには、以下3つの料金プランがあります。それぞれ「メッセージ配信」の通数に違いがあります。チャットのやり取りは制限がありません。
プラン名 | コミュニケーションプラン | ライトプラン | スタンダードプラン |
月額固定費 | 0円 | 5,000円(税別) | 15,000円(税別) |
無料メッセージ | 200通/月 | 5,000通/月 | 30,000通/月 |
追加メッセージ | 不可 | 不可 | 〜3円/通(税別) |
【参考】LINE公式アカウント料金プラン
LINE公式アカウントは無料でどこまで利用できる?
フリープランは無料ですべての機能が使えます。有料プランと同じように、以下の機能が利用できます。
・メッセージ配信 ・ステップ配信 ・メッセージテンプレート ・オーディエンス配信 ・チャット機能(無制限) ・自動応答(応答メッセージ/AIオートメッセージ) ・LINEコール(通話・ビデオ通話) ・ショップカード ・クーポン ・ポスターダウンロード ・リッチメニュー ・プロフィール ・リサーチ(アンケート機能) ・分析 ・友達追加広告 ・LINE VOOM(旧タイムライン) |
お試しでLINE公式アカウントを使用したい方、主にチャットを活用したい方にはお勧めです無料のフリープランがおすすめです。ただメッセージは、月に200通までしか送れないため注意しましょう。
登録してくれるユーザーが増え、決められた無料メッセージ数で足りなくなったときは、ライトプランやスタンダードプランを検討してください。
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