新社会人生活を迎えるにあたり、「4月は給料が出るのか?出ないのか?」はとても気になります。4月、5月の生活費に影響するため、初任給の金額や振込日をしっかりと確認しておきましょう。
今回は、新卒者が知りたい4月に給料が出るのかについてお答えします。4月に給料が出なくて生活費が支払えない場合の対処法まで紹介しているため、ぜひ参考にしてみてください。
新卒は4月に給料が出る?出ない?
4月1日入社の新社会人の給料の支払日は会社毎で異なります。
会社の給与規定に記載されている「締め日」と「支払日」で、支給日や給与額が以下のように変わります。
新社会人の給料の支払い日の例
締め日 | 支払日 | 初任給 | 初任給の額 |
---|---|---|---|
月末 | 当月25日 | 4月25日 | 1ヶ月分の給料(※前払い) |
15日 | 当月25日 | 4月25日 | 1~15日までの給料 |
月末 | 翌月25日 | 5月25日 | 1ヶ月分の給料 |
月末 | 翌々月1日 | 6月1日 | 1ヶ月分の給料 |
ここでは「〇日締め当月〇日払い」「〇日締め翌月〇日払い」について、更に詳しく解説します。
〇日締め当月〇日払い
15日締め当月25日払いのようなケースでは、4月25日に勤務日数分の給与が支給されます。
新社会人は4月1日から4月15日までの給与が支給されることになります。つまり、初任給は満額の1/2です。残業をすれば残業代も併せて支給されます。
〇日締め翌月〇日払い
25日締め翌月25日払いのようなケースでは、4月1日から4月25日までの給与が5月25日に支給されます。つまり、4月に初任給は出ません。また、勤務した日数分の給与が支給されるため、このケースでも満額の給与は支払われません。
※末締め翌月末払いの場合は、満額の給与が支給されます
新卒の初任給は満額出ないことに注意
新卒の初任給は労働条件通知書に記載された給与が満額出るとは限りません。初任給には2つの落とし穴があります。
- 勤務日数で日割り計算される
- 給与から社会保険料や税金が差し引かれる
ここでは、新卒の初任給の支給額の計算方法をご紹介します。
1.勤務日数で日割り計算される
25日締め翌月25日払いの場合、4月1日~4月25日まで勤務した分の給与が支給されます。
初任給の日割り計算式は「基本給÷所定労働日数(就業規則や労働契約で定めた労働日数のこと)×出勤日数=支給額」です。
新社会人一年目の初任給が22万円の場合は「22万円÷20日×15日=16.5万円」となります。
2.給与から社会保険料や税金が差し引かれる
給料からは 、次のような保険料や税金が差し引かれます。
項目 | 概要 |
厚生年金 | 会社員が加入する公的年金制度 |
雇用保険 | 雇用に関する支援を受けるための保険 |
労災保険 | 労働事故の補償をするための保険 |
健康保険 | 病気・怪我・出産・死亡・休業に備える医療保険 |
住民税 | 国や地方に納める住民税 |
源泉徴収税 | 国に納める所得税 |
新社会人一年目の初任給が22万円の場合の手取り額は以下の通りです。
給料 | 220,000円 |
厚生年金 | 20,130円 |
雇用保険 | 1,100円 |
健康保険 | 10,791円 |
源泉徴収税 | 4,340円 |
手取り額 | 183,639円 |
※社会保険料(健康保険料・厚生年金保険料)は前月分を支払うため、初任給が4月に支給される場合はまだ天引きされません。(企業によっては当月分支払いにしているケースもあります。)
※住民税は前年の所得額に基づいて算出されるため、入社1年目は課税対象外です。入社2年目の6月から天引きされます。
初任給までお金がない場合の対処法
新社会人は会社の規定に応じて給料の支払日が変わると説明しました。そのため、初任給が出るまで学生時代に貯めた貯金で生活しなければいけません。
4月に初任給が支給されると勘違いして準備していない方は、生活費が足りなくなってしまうでしょう。そのような方向けに、お金がない場合の対処法をご紹介します。
不用品を売却する
自宅にある不用品を売却して現金化する方法もあります。学生時代に遊んでいたけれど新社会人になって遊なくなったゲームや楽器、着なくなった洋服やアクセサリーなど専門業者に買取してもらい現金化すれば生活費に補填できます。
親からお金を借りる
初任給が支給されるまでに生活費が足りなくなる場合、助けを求められるなら親からお金を借りましょう。事情を説明して、初任給が支給されるまでの生活費を工面してもらえるでしょう。親御さんからお金を借りたら、きちんと返して安心させてあげてください。
日雇いバイトを行う
親からお金を借りづらい方は日雇いバイトをする方法もあります。物流倉庫の仕分け作業や製造会社のライン作業などのバイトがあり、土日に働けば日当1万円もらえます。
会社の就業規則を確認して、副業OKであるかを確認しましょう。
給与前払い制度を利用する
勤務先に給与前払い制度がある場合は、働いた分の給与を前払いしてもらえます。
ただし、外部の給与前払いサービスを利用している場合は、申請額に対して3~6%程度の手数料がかかることがあります。給与前払い制度を利用できるか総務や経理の担当者に聞いてみましょう。
まとめ
4月1日入社の新社会人の初任給の支払日は会社毎に変わります。また、新社会人の初任給は労働条件通知書に記載された給与が満額出るわけではありません。そのため、学生時代の貯金でやりくりすることになりますが、準備を怠ると生活費に困ってしまうかもしれません。
この記事では、初任給の支給日までお金がない場合の対処法をご紹介しましたが、お金で悩まないように計画を立てて新社会人生活を迎えるようにしましょう。
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