テレワークの導入が進んだことから、訪問営業からオンライン商談へ切り替えている企業も多いです。
オンライン商談では相手にすぐ資料を見せることができ、同じ画面を見ながらプレゼンできるというメリットがあります。また、テキストや画像だけの資料だけではなく、動きや音のある「動画コンテンツ」の活用も増えています。
この記事では、営業資料を動画を活用する方法について、メリット・注意点・コツとあわせて解説していきます。
営業資料を動画にする4つのメリットと効果
営業資料とは、サービスや製品の特徴をわかりやすくまとめた営業ツールのひとつです。営業パーソンは営業資料をもとにプレゼンを行います。
営業資料はA4コピー用紙に印刷されていることが多いですが、オンラインで資料請求があった場合には、PDFファイルで送付するのが一般的です。
訪問営業が難しい今、動画を使用した「プレゼン動画」を活用するケースが増えています。テキストや画像だけでは伝えきれない情報を視覚的に表現できるため、訴求力や理解度を高めるという効果があります。
まずは、プレゼンで動画を活用する4つのメリットと効果を解説していきます。
1.理解度を高められる
動画は画像よりも多くの情報量を伝えられます。
また、画像では伝わりにくいことでも、動画なら具体的に動きや音声によって、伝えたいイメージを見せることができます。
動画は商品やサービスのデモンストレーション・解説にとても適していますね。
2.相手の注意を惹きつけられる
訪問でもオンラインでも、プレゼンをするときは相手は基本的に「受け身」です。
単調で退屈なものになりがちですが、動画を活用することで、プレゼンの冒頭や説明の途中で適度なアクセントの役割を果たし、相手の注意を惹くことができるでしょう。記憶にも残りやすいといえます。
3.繰り返し利用できる
プレゼン動画は繰り返し利用することも可能です。
商品・サービスの説明は、基本的に相手によって毎回変わるものではありません。いつも同じ説明をしているのであれば、動画を作成してしまうのも手です。そうすることでプレゼン担当者の負担も減り、商談のクロージングに注力できるようになります。
また、スケジュールの都合で訪問やオンライン商談の時間がとれない場合には、テキストの資料を送るだけではなく、メールでプレゼン動画のリンクを送ることもできます。競合他社とはまた違った印象を与えることもできるでしょう。
さらに、プレゼン動画であればプレゼン担当者の能力に左右されず、いつも同じクオリティで説明ができる点も魅力です。
4.インターネット上で公開できる
作成したプレゼン動画は、動画投稿サイトやSNS、自社ホームページなど、インターネット上で公開することもできます。
例えば、YouTubeでプレゼン動画を公開すると、興味を持ったユーザーを概要欄へ誘導して、問い合わせページに遷移してもらうといった使い方もできます。
メールや電話での問い合わせを負担に思う人も多くなっているので、気軽に資料請求や問い合わせができるように、チャットや問い合わせフォームなどの用意もあるといいですね。
プレゼン動画の制作方法
動画の撮影はスマホひとつで簡単に行うことができます。
また、編集作業や字幕・SE(サウンドエフェクト)の挿入なども、クラウド型の動画編集ソフトやアプリを使えば誰でも簡単に行えます。Microsoft社のパワーポイントでも簡単な動画を作ることができます。動画制作会社も以前より安価で受注するケースも多くなりました。
予算や工数などを確認したうえで、内製か外注かのどちらがより自社にあっているか検討してみましょう。
編集ソフトやアプリを活用して内製する場合
動画制作に費用も時間もかけられない、親近感のあるカジュアルな動画にしたいという場合、スマホで撮影してアプリで編集するケースも多いです。よほど古いスマホでなければ、クオリティもそこそこ高いものが作れるでしょう。
ただし、企画、撮影、編集作業をすべて自社でまかなうことになるため、業務に影響が出てしまうことがあります。
無駄な工数を省くためにも、まずはどんな動画にするか台本や絵コンテを書いてから撮影に挑みます。その後、ナレーションや字幕、効果音などを加える編集を行います。
外注の場合と比べるとどうしてもクオリティが劣るため、高額商材には向かないこともあります。
動画制作会社に外注する場合
動画制作や編集を専門に請け負っている制作会社に依頼をすれば、クオリティの高いプレゼン動画を完成させられるでしょう。
このとき重要なのは、動画制作会社の技術力やセンスに加え、依頼内容のわかりやすさ、そしてやりとりの頻度です。丸投げでうまくいくことはあまりありません。
また、動画制作会社の実績を確認して、プレゼン動画などビジネス分野で実績があるか否かについても確認しておきましょう。
プレゼン動画を内製するおすすめツール
プレゼン動画を社内で内製するとき、便利なツールがあるのでご紹介します。
Microsoft PowerPoint
プレゼントいえばのパワーポイントですが、実は動画編集もできる機能があります。
「挿入」タブの「ビデオ」から動画ファイルを挿入し、動画の長さの調節(トリム)や複数の動画の連続再生、アニメーションの作成、ナレーションの録音などができます。
参考:https://www.microsoft.com/ja-jp/microsoft-365/powerpoint
アニメーションやナレーションの入れ方については、以下の記事で詳しくまとめています。
Canva
Canva(キャンバ)は無料のデザインアプリです。すべてクラウド上で行えるので、インストールの手間はありません。
テンプレートや素材が豊富に用意されており、SNSプラットフォームに適したサイズで動画作成をすることができます。おしゃれなサムネイル画像も作成できるので、世界的に人気です。
Adobe Express
Adobe Express(アドビエクスプレス)も無料で使えるクラウドデザインアプリです。Canvaと同じように直感的な操作が魅力で、音楽素材も多いという特徴があります。
参考:https://www.adobe.com/jp/express/
プレゼン動画を制作するときのコツ
効果的なプレゼン動画を制作するために、押さえておきたいコツを3点解説します。
コンセプトを考える
最初に押さえておきたいのは、「コンセプトに基づいた動画を制作すること」です。
自社や自社商品のイメージや目的にあった動画を制作することで、動画の効果は飛躍的に高まります。プレゼンの目的や用途によって動画制作のアプローチは大きく異なります。
いずれの制作方法にも共通するのは、動画を制作する際に「誰に」「何を」「どのように」伝えるのか、というコンセプトが重要であるという点です。
・かっこよさや洗練されたイメージを訴求
オープニングムービーをつくる、動画編集によって効果音やエフェクトを活用する、ナレーションやBGMを活用したプロらしい動画を作成する、など
・親しみやすい演出で印象に残す
アニメーションを活用する、エンターテインメント性を意識する、あえて手作り感を少し残す、など
・わかりやすさを重視した構成
字幕などでキーワードを目立たせる、内容が伝わりやすい構成を作る、など
シンプルかつ短時間の動画を作る
プレゼン動画は、短時間でシンプルなものがベストです。商材や伝える内容にもよりますが、1~3分程度にまとめるよう意識しましょう。
また、情報を詰め込みすぎるとかえって伝えたい内容がぼやけてしまったり、わかりにくくなります。ひとつのコンテンツでは伝えたい内容を1~3点に絞り、シンプルに伝わる動画を制作しましょう。
なお、テキストの量にも注意が必要です。1シーンおよそ5~10秒程度とした場合、適切なテキスト量は10文字~15文字ほど。パッと見で要点が伝わるよう、テロップの大きさや位置、色などにも意識して制作しましょう。
プレゼン全体のストーリーを意識する
プレゼン動画でも、もちろんストーリーが重要です。心が動かなければ人は動くことはありません。
最も伝えたい点を強調できるように、プレゼン全体のストーリー構成を考えましょう。ストーリー性のないプレゼンでは、相手にメッセージが伝わらないばかりか、プレゼン動画のメリットも発揮されないでしょう。
ストーリー性を持たせるためには、相手に何を伝えたいのか、目的をはっきりさせることが大切です。そのうえでプレゼン担当や開発者の思いなど、サービスに関するエピソードを織り交ぜると効果的です。
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まとめ
動画コンテンツはプレゼンや商談でも活用できる営業ツールです。
その背景には、従来よりも手軽に動画制作ができるようになったことと、YouTubeなどの台頭により多くの人が動画の視聴に慣れ親しんでいることが挙げられます。
また、営業活動のオンライン化によって、資料や説明のわかりやすさや伝わりやすさが要求されていることも大きな要因ですね。
動画コンテンツを活用したプレゼンは相手の理解を助けやすく、記憶に残りやすいというメリットもあります。オンラインならではのメリット、プレゼンスキルを最大限に活かして、プレゼン動画の作成にチャレンジしてみましょう!
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