BtoB営業・マーケティング

GoogleとYahoo!はどっちがいい?検索エンジンの違いと使い分け方

GoogleYahoo!は、国内のシェア1位・2位の検索エンジンです。

ECサイトやオウンドメディアなどを運営していると気になるのは、検索エンジンからの集客状況でしょう。集客を増やすには「ヤフーとグーグルのどっちがいいのか」「SEO対策は別々にすべきなのか」と悩んでいる方はいませんか?

本記事では、GoogleとYahoo!の違いや、Webマーケティングでの使い分け方について紹介します。

GoogleとYahoo!の検索エンジンは同じ

google.yahoo (5)

GoogleとYahoo!は同じ検索エンジン、同じアルゴリズムを利用しています。つまり、Googleで検索してもYahoo!で検索しても、検索結果はほぼ同じ内容が表示されます。

検索エンジンとは、インターネット上に存在する膨大な情報の中から、ユーザーが求める情報を効率的に探し出すためのシステムです。アルゴリズムとは、Webページの内容、被リンクの数、ユーザーの検索履歴など、様々な要素から検索結果のランキングを決定する仕組みです。

ここで、「なぜ別々のサービスなのに、同じ検索エンジンを利用しているの?」と疑問に思う方もいるでしょう。それはGoogleとYahoo!の歩みを知ることで理解できます。

Google(グーグル)とは

Googleとは、1998年に設立された検索エンジンを運営しているアメリカの企業です。

Googleの始まりはラリーペイジとサーゲイブリンの2人がリンクを利用して、Webページの重要性を判断する検索エンジンを作成したことです。「ページリンク」と聞くと懐かしいと感じる方もいるでしょう。

簡単に説明すると、クローラーと呼ばれるロボットがリンクをたどって世界中のWebページを収集します。収集した情報をもとに「ページリンク」を測定し、インデックスしたのがGoogleの検索エンジンです。

自動で収集・ランキングされるだけではなく、検索ニーズにマッチした情報が得やすいと人気を集めていきました。今ではGoogle・Amazon・Facebook・Appleで「GAFA」と呼ばれるほど、大きなIT企業に成長しています。

Yahoo!(ヤフー)とは

Yahoo!は1994年にアメリカで設立された企業です。国内においては、1996年にヤフー株式会社が設立され「Yahoo! JAPAN」の運用が開始されます。2023年10月には、ヤフーとLINEが統合し、LINEヤフー株式会社となりました。

当初のYahoo! JAPANはWebサイトを1件ずつ人が確認・登録した、「ディレクトリ検索」と呼ばれるツリー構造の検索エンジンが売りでした。しかしGoogleの使い勝手の良さもあり、Yahoo!のディレクトリ検索は次第に衰退し、現在ではサービスが終了しています。

また、Yahoo! JAPANは2011年に検索エンジンのアルゴリズムにGoogleの技術を採用しています。以降、Googleのアルゴリズムを使っているため同じ検索エンジンといえるのです。

GoogleとYahoo!の違いは何?

google.yahoo (4)

GoogleとYahoo!は同じ検索アルゴリズムを採用していますが、以下の4つの点で違いがあります。

  • シェア
  • ユーザーの年齢層
  • Web広告
  • 独自機能

これらはWebマーケティングをするうえで、重要な違いです。それぞれの違いについて理解を深めましょう。

シェア:Googleが圧倒的なシェアを誇る

google.yahoo (3)

statcounterの調査によると、Googleが国内の検索エンジンに占める割合は77.59%でした。Yahoo!は2位であるものの14.56%と大きく開き、3位はマイクロソフトのBingの6.96%です。

このことから、検索エンジンユーザーの4人に3人はGoogleを利用していることがわかります。このデータはWebマーケティングにとって、どれほどGoogleが重要であるかを示しています。

参考:statcounter「Search Engine Market Share Japa

ユーザーの年齢層:Googleは幅広い層に浸透

引用:Utilly「10代・20代ではYouTubeがGoogleに次ぐ利用割合に | Web検索サービスに関するアンケート調査(2022年12月)

Utillyの調べによると、Googleは調査対象のすべてのユーザー層で利用され、35~41%と安定していました。一方、Yahoo!は50~59歳で40%と高く、年齢が若くなるほど下がり15~19歳で13%と低くなっています。

つまり、Googleは幅広いユーザー層に検索エンジンとして利用されていますが、Yahoo!は高年層に浸透しているといえるでしょう。また若年層になるほど、YouTubeやInstagramでの検索が増える傾向にあることも調査から判明しています。

Web広告:それぞれでサービスを展開

google.yahoo (2)

GoogleとYahoo!は、それぞれの検索結果にWeb広告を掲載しています。具体的にはリスティング広告などのことで、Google広告やYahoo!広告から出稿できます。

そのため、GoogleとYahoo!の検索結果では、表示される広告が異なっているはずです。

GoogleとYahoo!の違いを把握することで、Web広告を使い分けることもできます。例えば、若年層向けの商品であればGoogle広告に出稿し、高年層向けの商品であればYahoo!広告に出稿するといった具合です。

▼リスティング広告の仕組みと費用相場について詳しく解説しています

Google・Yahoo!独自の機能

GoogleとYahoo!の大きな違いは、それぞれ独自の機能を搭載していることです。そのため検索エンジンのアルゴリズムが同じでも、全く同じ検索結果にならないこともあります。

・Googleのパーソナライズド検索

google.yahoo (1)

Google独自の機能にパーソナライズド検索があります。パーソナライズド検索とは、個々の検索ユーザーにカスタマイズされた検索結果を表示する機能のことです。

例えば「焼肉」と検索すると、ユーザーの所在地から近場の焼き肉店が上位表示されるでしょう。ほかにもキーワードの検索履歴やクリック履歴などから、ユーザーの興味の高そうなサイトが上位表示されやすくなります。

・Yahoo!は検索結果に関連サービスを表示

Yahoo!の独自の機能は、検索結果に関連サービスを表示することです。例えばYahoo!ショッピングやYahoo!ニュース、Yahoo!天気・災害、ZOZOTOWNなどです。関連サービスを掲載することで、Googleとの差別化を図っています。

この仕組みを利用すると、Yahoo!ショッピングやZOZOTOWNへ出品することで露出を増やすこともできます。

GoogleとYahoo!のSEO対策を分ける必要はない

どちらもGoogleのアルゴリズムを利用していることから、SEO対策を分けて考える必要はありません。

GoogleのSEOは、そのままYahoo!のSEOとしても有効なためです。またGoogleとYahoo!で、90%以上のシェアを占めることから、SEOはGoogleのみ実施するのが効率的といえるでしょう。

▼SEOの仕組みについて詳しく解説しています

GoogleとYahoo!はWebマーケティングで使い分けよう

GoogleとYahoo!の検索エンジンは同じアルゴリズムを利用しているため、ほぼ同じ検索結果となります。ただしユーザー層やシェア、独自機能などの違いがあるため、それらをWebマーケティングに取り入れることが重要です。

例えば、高年層に訴求したいのであればYahoo!広告を活用するのも1つの有効な手法です。このように自社の戦略に合わせて、Web広告を使い分けられないか検討してみましょう。

【PR】新規開拓に使える営業リストが無料ダウンロードできる「Akalaリスト」

Akalaリストとは、絞り込み条件を選ぶだけで、ニーズにマッチした企業を抽出できる「営業リスト作成ツール」です。

絞り込み条件を選ぶだけで、最短30秒で営業リストが作成でき、さくっとダウンロード可能。CSVファイル形式なのでエクセルやGoogleスプレッドシートで開け、そのままSFACRMにアップロードすることもできます。

もちろん、営業リストの鮮度精度にもこだわっています。

各企業のIR情報や官公庁の統計資料などの一般公開されている情報はもちろん、日本国内の500万を超える法人データを収集し、高い精度で連絡先のクレンジング・名寄せ処理を行っています。

テレアポ・FAXDM・郵送DM・フォーム営業がすぐにはじめられるAkalaリスト。ムダのない営業活動をサポートします。

いまなら毎月300件無料ダウンロードできる!

いまなら会員登録するだけで毎月300件の営業リストが無料ダウンロードできます! 

有料プランへの切り替え手続きをしない限り、料金を請求することはございません。無料プランは電話番号もクレジットカードの登録も不要なのでご安心ください。

▼詳しくはこちらから

Akala Note編集部


右も左もわからないままIT企業に入社。研修でテレアポ、テレマーケティングのおもしろさにはまり、インサイドセールス部門に配属を希望。法人営業、マーケティング部門も経験し、いまでは新人研修も担当する。BtoB営業・マーケティングのオールラウンダーをめざして奮闘中!

TOP

list3