インサイドセールス

【営業力アップ!】オープンクエスチョンとクローズドクエスチョンの使い分けのコツ・具体例

質問の仕方次第で、テレアポや商談の成功率を上げることができます。とくに知っておきたい質問方法はオープンクエスチョン「クローズドクエスチョン」です。

営業シーンでのオープンクエスチョンクローズドクエスチョンの使い分け方や質問の具体例など、わかりやすく解説していきます。なかなかテレアポの成果が上がらない、商談に自信がないという方必見です。

オープンクエスチョンとは

オープンクエスチョンとは、相手が回答する範囲に制約を設けない質問方法です。

上記のように回答内容が制限されず幅が広がるため、相手から多くの情報を引き出したいときなどに活用できます。

ただし、幅が広すぎると相手に心理的な負担がかかるケースもあるので、5W1H(いつ・どこ・誰・何・なぜ・方法)などを提示したうえで回答範囲を限定するといいでしょう。

オープンクエスチョンのメリットとデメリット

オープンクエスチョンのメリットとデメリットを詳しくご紹介していきます。

オープンクエスチョンのメリット

回答範囲が制限されないオープンクエスチョンは、質問者自身も想定していなかった回答を得やすくなります。また、回答する側も質問をきっかけに深く考えることができるため、抱えていた問題解決のヒントにもつながります。

オープンクエスチョンのデメリット

会話の幅が広がりすぎてコミュニケーションそのものが目的となってしまい、何も決められないまま商談が終わってしまうことがあります。話の方向性をコントロールするのが難しいのも、オープンクエスチョン特有のデメリットと言えるでしょう。

クローズドクエスチョンとは

クローズドクエスチョンとは、「はい、いいえ」の二択や「AかBかC」の三択などで答えられるようにする質問方法です。

上記のように回答範囲が限定的になるため、相手の考えや事実を明確にしたいシーンで活用できます。

クローズドクエスチョンのメリットとデメリット

クローズドクエスチョンのメリットとデメリットを詳しく見ていきましょう。

クローズドクエスチョンのメリット

相手の意思を確認しながら商談を進められるクローズドクエスチョンには、顧客の問題を把握しやすいというメリットがあります。商談では二択や三択での回答を迫るシーンも多いため、クローズドクエスチョンを使いこなすスキルは必要不可欠です。

クローズドクエスチョンのデメリット

クローズドクエスチョンには「回答を迫る」という印象があるため、質問を繰り返すと尋問のように聞こえることがあります。自分本位な質問の連続は、回答者の真意と異なる結果につながりやすいので注意が必要です。

オープンクエスチョンとクローズドクエスチョンの違いについては、以下のまとめも参考にしてみてください。

オープンクエスチョン/クローズドクエスチョン とは?

オープンクエスチョンとは、相手からより多くの情報を引き出すために、制約を設けずに自由に答えてもらうように質問することをいいます。
「どんなお考えですか?」「今後の展開は?」など、「Yes・No」で答えさせないことで会話の幅を広げるテクニックです。
反対にクローズドクエスチョンとは、「Yes・No」の二者択一や「A or B or C」の三者択一で答えさせるような、回答範囲を限定して質問することをいいます。
相手の考えを明確にしたい場合に利用されます。
ニーズのヒアリングをする場合は、5W1Hの要素を交えてオープンクエスチョンで質問をし、商談やクロージングの場合はクローズドクエスチョンを織り交ぜる手法が有効でしょう。

◆関連用語

営業トークでオープンクエスチョンを活用する具体例

ここからは、オープンクエスチョンの具体例を商談のステップ別に紹介していきます。

1.アイスブレイク

商談の本筋と全く関係ない話からスタートすることで、相手の緊張をほぐしながら信頼関係を構築していくことができます。何気ない会話のなかから、顧客が抱えている課題やニーズを得られる可能性もあるでしょう。

・質問の例

2.ヒアリング

オープンクエスチョンをヒアリングで活用すれば、会話をスムーズに進めながら顧客の問題意識を深く聞き出すことができます。

・質問の例

3.プレゼンや提案

顧客の業態や取り扱い分野に関連したオープンクエスチョンを投げかけると、前向きに検討してもらえるきっかけになります。

・質問の例

4.クロージング

顧客の課題を共有しながら信頼関係を強固にすることで、稟議以降のプロセスがスムーズに進みます。

・質問の例

5.フォローアップ

オープンクエスチョンを活用すれば製品やサービスの使用感を自由に述べてもらえるため、中長期的な関係性の構築に役立ちます。

・質問の例

営業トークでクローズドクエスチョンを活用する具体例

ここからは、クローズドクエスチョンの具体例を商談のステップ別に紹介していきます。

1.アイスブレイク

信頼関係が構築できていない段階では、相手が答えやすいクローズドクエスチョンを投げかけることで会話のきっかけを掴めます。質問は商談に関する内容でなくても構いません。

・質問の例

2.ヒアリング

クローズドクエスチョンで回答の範囲を限定すれば、課題や予算を特定することができます。

・質問の例

3.プレゼンや提案

相手が答えやすいクローズドクエスチョンを使えば、提案に向けた流れを作りやすくなります。

・質問の例

4.クロージング

クローズドクエスチョンを通じて、最終確認しておくべきポイントを明らかにできます。

質問の例

5.フォローアップ

選択肢が限られていて答えやすいクローズドクエスチョンは、顧客満足度を手軽に測りたいときに有効です。

・質問の例

オープンクエスチョンとクローズドクエスチョン活用のポイント

openquestion-2

活用方法と併せて次の2点をチェックしておくと、さらに商談を進めやすくなります。

1.オープンクエスチョンとクローズドクエスチョンを組み合わせて使う

2つの質問方法を組み合わせると会話の流れが自然になるため、相手の考えを引き出しやすくなります。

・会話の具体例

営業担当者「御社の抱えている問題を、もう少し詳しくお聞かせください」
顧客「〇〇といった問題を抱えています」
営業担当者「それは今年に入ってからですか?」
顧客「昨年末ごろからです」
など

2.テストクロージングでは組み合わせて活用する

商談中に商品購入の意思を確認する「テストクロージング(テスクロ)」でオープンクエスチョンやクローズドクエスチョンを組み合わせて活用すると、成約へとつなげやすくなります。

・質問の例

「条件が合えば、契約したいとお考えでしようか?」
「ここまででいちばん興味を持っていただいたのはどの部分ですか?」
など

まとめ

オープンクエスチョンとクローズドクエスチョンは、商談のあらゆる段階で役立つ質問方法です。 商談 の成否は顧客の本質的な課題やニーズを聞きだすことで決まります。

今回ご紹介した質問例や活用ポイントに加えて、 BANT 情報トークスクリプト についても理解を深めてビジネスシーンで役立てましょう。

【PR】新規開拓に使える営業リストが無料ダウンロードできる「Akalaリスト」

Akalaリストとは、絞り込み条件を選ぶだけで、ニーズにマッチした企業を抽出できる「営業リスト作成ツール」です。

絞り込み条件を選ぶだけで、最短30秒で営業リストが作成でき、さくっとダウンロード可能。CSVファイル形式なのでエクセルやGoogleスプレッドシートで開け、そのままSFACRMにアップロードすることもできます。

もちろん、営業リストの鮮度精度にもこだわっています。

各企業のIR情報や官公庁の統計資料などの一般公開されている情報はもちろん、日本国内の500万を超える法人データを収集し、高い精度で連絡先のクレンジング・名寄せ処理を行っています。

テレアポ・FAXDM・郵送DM・フォーム営業がすぐにはじめられるAkalaリスト。ムダのない営業活動をサポートします。

いまなら毎月300件無料ダウンロードできる!

いまなら会員登録するだけで毎月300件の営業リストが無料ダウンロードできます! 

有料プランへの切り替え手続きをしない限り、料金を請求することはございません。無料プランは電話番号もクレジットカードの登録も不要なのでご安心ください。

▼詳しくはこちらから

Akala Note編集部


右も左もわからないままIT企業に入社。研修でテレアポ、テレマーケティングのおもしろさにはまり、インサイドセールス部門に配属を希望。法人営業、マーケティング部門も経験し、いまでは新人研修も担当する。BtoB営業・マーケティングのオールラウンダーをめざして奮闘中!

TOP

list3