BANT(バント)とは、営業を効率的に行う上で、それぞれの案件がどれくらい有望であるかを以下の4つの条件から分析するフレームワークです。BANT情報、BANT条件ともいいます。
1.Budget(予算):商品を実際に購入できる予算があるか
2.Authority(決裁権):コンタクト相手に商品を購入するためのの決定権・決裁権はあるか
3.Needs(必要性):個人のニーズか/会社のニーズか/提供する商品と合致するか
4.Timeframe(導入時期)
もともとは営業テクニックのひとつで、顧客へのヒアリング時に上記の要素別にスコア付けをし、案件の受注確度を測る手法でした。しかし、最近ではより高い見込み案件を発見・注力する方法としてマーケティング分野でも多く取り入れられています。
BANTの進化系としてBANTC(バントシー)、BANTCH(バントチャンネル)があります。Cは「Competitor(競合)」で比較検討している競合他社の情報を得ること、Hは「Human resources(人材)」で顧客企業内の意思決定フローを確認することを加えたヒアリングのフレームワークになります。