デキる営業を育てるAIロープレとは?「契約が取れない」を卒業しよう

AI ロープレ (ロールプレイング)は、営業スキルを効率的に伸ばす手法として注目を集めています。

AIが相手なので反復練習がしやすく、即座に評価が返ってくるからです。営業成績を上げたいビジネスパーソンのなかには、どのような技術なのか気になる方も多いでしょう。

そこで本記事では、AIロープレの導入のメリットやポイント、おすすめツール3選を紹介します。

AIロープレとは何か?

ai_roleplaying (1)

AIロープレとは、AIを相手に実践的な営業の練習をする研修方法です。AIを使用することで、相手役とスケジュールを調整する必要がなく、より手軽に練習できるのが魅力です。

BtoB営業/法人営業 とは?

BtoB営業/法人営業とは、Business-to-Business、つまり企業が他の企業に対して、商品やサービスを販売していく営業のことを指します。
B2Bと表示することもあります。
対して、企業が消費者(Consumer)に向けて行う営業のことを、BtoC(またはB2C)営業/個人営業と呼びます。
一般的に素材、部品、原材料、機械、ITサービス、人材、広告などの業界は取引相手は個人よりも企業が多く、BtoB営業がメインになっています。
反対に不動産、金融、自動車、新聞、保険、小売商品などは購入者は個人のケースが多く、BtoC営業がメインとなります。

◆関連用語

デキる営業を育てるAIロープレのメリット

AIロープレを活用することで、成果を出せる営業人材を効率的に育成できます。その背景には、次の4つのメリットがあります。

反復練習がしやすい

AIロープレの魅力は、反復練習がしやすいことです。なぜなら、従来の人と人による営業ロープレは、以下のような理由から練習の実施自体が難しいためです。 

こうした理由から、営業ロープレの機会は限られていました。

一方、AIロープレなら相手役がAIなので、場所や時間を選ばずに練習可能です。自分のペースで反復練習ができるため、自然に成果を出せる営業スキルが身につきます。

研修費用を削減できる

AIロープレの導入は、研修費用の削減につながります。従来の営業ロープレでは、実践経験の豊富な社員が相手役を務める必要があり、その分のコストが発生するためです。また、営業スキルの評価のために上層部が同席すれば、コストはさらに増加します。

加えて、ベテラン社員がロープレに関わる場合、本来の営業活動に割くべき時間が削られるために機会損失が発生します。組織全体の生産性を高めるうえで、無視できない問題です。

一方、AIロープレの相手役はAIです。相手役の人件費がかからないうえに、機会損失も発生しません。つまり、AIロープレは研修費用を抑えつつ、組織全体の生産性を高める練習方法と言えます。

研修直後に数値化した評価を得られる

AIは分析に優れた技術です。AIロープレも研修直後に分析結果を確認できるのが魅力です。例えば、以下のような項目を評価できます。

AIであれば、このような定性的な評価項目でも数値化できます。そのため、練習直後に「どこが良かったのか」「どこを改善すべきか」が明確になり、効率的に成長を促します。

人材育成のバラツキを解消できる

AIロープレを導入することで、人材育成の質のバラツキを解消できます。誰に対しても統一された基準で評価できるためです。  

一方、従来の営業ロープレでは、指導者によって評価基準や指導方法が異なることがよくあります。例えば、丁寧に指導する人もいれば、実践を重ねて覚えてもらうことを重視する人もいます。その結果、指導者によって得られる学びに差が出てしまい、人材育成にバラツキが生じるのが課題でした。 

AIロープレ導入で成功するためのポイント 

AIロープレは、導入することで個人のみならず、組織全体の営業力の向上が期待できます。ただし、こうした成果を上げるためには、ポイントを押さえて活用することが重要です。ここでは、AIロープレを導入する際の4つのポイントを解説します。

目的を明確にする

自社の課題を洗い出し、AIロープレの導入によってどの課題を解決したいのか、目的を明確にします。例えば、次のとおりです。

目的を明確にすることで、ツールの選定や運用方針がぶれず、スムーズに導入できます。

目的や商材に合うツールを選定する

AIロープレを成功させるには、ツール選びが重要なポイントです。選定する際は、以下の項目を確認しましょう。

どの機能を重視するかは、導入目的や取り扱う商材によって異なります。ツール選定の際は、「自社の目的に合っているか」「商材との相性はどうか」といった観点を基準に判断することが重要です。

繰り返し練習する環境を構築する

AIロープレの効果を高めるには、社員が継続的に練習できる体制を構築することが不可欠です。そのためには、以下のような取り組みが有効です。

週に30分など、AIロープレに取り組む時間をあらかじめスケジュールに組み込み、練習の習慣化を促します。

AIの評価機能を活用した評価制度を導入し、社員一人ひとりのAIロープレへのモチベーション向上を促します。

AIロープレを活用する際は、ツールを定期的に調整することが重要です。具体的には、営業成績や社員の使用感などをもとに効果を測定し、次のような調整を行います。

  • シナリオの更新
  • 評価基準の調整

このように継続的に改善することで、効果的なトレーニング環境を維持できます。

営業におすすめのAIロープレツール

営業におけるAIロープレで効果を高めるには、ツールの選定が重要です。そこで、おすすめのAIロープレツール3選をご紹介します。 

AmiVoice® RolePlay 

自動採点と評価機能を備えたAIロープレツールです。特長の一つは、評価ポイントを柔軟にカスタマイズできる点です。例えば以下のような評価項目を設定できます。

  • 説明すべき内容を話した場合に加点
  • NGワードを使った場合に減点
  • 会話スピードの適切さ
  • 笑顔の有無

さらに音声認識の精度が高く評価されており、発話内容を正確に分析できるのも魅力です。このような特長により、実践に即した質の高いAIロープレができます。

公式サイト:https://salesboost.advanced-media.co.jp/roleplay/

exaBase ロープレ 

スマートフォン・PCに対応したAIロープレツールです。複数のデバイスで利用できるため、場所や時間を選ばず、いつでもどこでも練習できます。また、次のような機能が搭載されているのも特長です。

  • 自由なシナリオ設計
  • 150種類のシナリオを標準搭載
  • 自動採点機能
  • 評価機能

これらの機能により、効果的かつ効率的な社員教育を実現し、人材の早期戦力化をサポートします。

公式サイト:https://exawizards.com/exabase/roleplay/

amptalk coach

営業資料や導入事例をAIが学習し、トレーニングコースを自動生成するAIロープレツールです。この機能により、実際の商談に近いAIロープレを再現できます。評価項目は以下のとおりです。

  • ストーリーの習得
  • 情報の正確性
  • 質問の対応

これらの機能により、現場に即したトレーニングを実現し、営業スキルの向上を効果的にサポートします。

 公式サイト:https://amptalk.co.jp/product/coach

AIロープレで営業力を効率的に強化しよう

AIロープレは、AIを相手に実践的な営業スキルを鍛えられる研修手法です。反復練習がしやすく、即座に評価がもらえることから、効率的な人材育成に役立ちます。人材育成に課題を感じているご担当者様や、成果を上げたいビジネスパーソンは、この機会にAIロープレの導入を検討してみましょう。 

関連記事はこちら

テレアポのトークスクリプトをAIで作成する方法【GoogleのGeminiを活用して受付突破】
テレアポ は新規顧客獲得に欠かせませんが、どうしても苦手な方は多いのではないでしょうか?テレアポの成功率を高めるには、相手のニーズや状況に応じた トークスクリプト が必要です。しかし、毎回そのようなス...
続きを読む
Akala Note

【PR】新規開拓・テレアポに使える企業リストが無料ダウンロードできる「Akalaリスト」

Akalaリストとは、「製造業の中小企業リスト」「IT企業一覧」などの絞り込み条件を選ぶだけで、ニーズにマッチした企業を抽出できる「営業リスト作成ツール」です。

最短30秒で営業リストが作成でき、さくっとダウンロード可能。CSVもしくはエクセルファイルでダウンロードできるのでExcelはもちろんGoogleスプレッドシートでそのまま開けます。

企業情報の鮮度精度にもこだわっています。各企業のIR情報や官公庁の統計資料などの一般公開されている情報に加えて、日本国内の500万を超える法人データを収集し、高い精度で電話番号メールアドレスなど連絡先のクレンジング・名寄せ処理を行っています。

さらに生成AIを活用して、企業の重要情報を要約。ぱっと見でどんな企業かわかる「商談メモ」も作成済みです。

いまなら毎月300件無料ダウンロードできる!

いまなら会員登録するだけで毎月300件の営業リストが無料ダウンロードできます! 

有料プランへの切り替え手続きをしない限り、料金を請求することはございません。無料プランは電話番号もクレジットカードの登録も不要なのでご安心ください。

どんなリストがダウンロードできますか?

弊社保有の情報は、全国の法人データです。なかでも、企業リストを主体としております
株式会社、合同会社などの企業情報となるため、法人番号を持たない公立学校や店舗などのリストはご用意できません。

なぜ無料で利用できるのですか?

Akalaリストは最新のAI技術を活用し、人の手で行う作業を減らすことでコストを抑えているため、無料でご利用いただけます。新規開拓営業など、ぜひお役立てください。

Akalaリストの情報ソースは?

AIが収集する各企業のIR情報や官公庁の統計資料など、一般公開されている大量の企業情報を独自の技術によってデータベース化しています。

▼Akalaリストについてよくある質問はこちらから!
https://note.akala.ai/faq-category/akala-list

Akala Note編集部


右も左もわからないままIT企業に入社。研修でテレアポ、テレマーケティングのおもしろさにはまり、インサイドセールス部門に配属を希望。法人営業、マーケティング部門も経験し、いまでは新人研修も担当する。BtoB営業・マーケティングのオールラウンダーをめざして奮闘中!


TOP