新年度には新入社員の配属ガチャが話題を集めます。
株式会社リクルートのプレスリリース『【2023年卒 就職活動TOPIC】入社後の配属に関する状況(3月卒業時点調査)』によると、新卒の53.5%が入社後の配属先が確定していない状況です。
そのため「希望する部署や職種に就けるのか?」「人間関係が良いアタリの部署で働けるか?」など不安を抱いている方もいるようです。
今回は、新入社員の不安を軽減するために、配属ガチャでハズレを引いた場合の対処法をご紹介します。この記事を読めば、配属ガチャでハズレを引いた際にどうすべきか行動できるようになるため、ぜひ参考にしてみてください。
配属ガチャとは?
配属ガチャとは、希望する部署や職種に就けるか、そうでないか運まかせと比喩するときに用いられる言葉です。確かに、何が出てくるかわからないガチャガチャのドキドキ感が、配属にもありますよね。
配属ガチャのアタリとは、希望する部署や職種に就けて、人間関係にも恵まれている状況です。その一方で、配属ガチャのハズレとは、希望する部署や職種に就けず、上司との相性も悪い状況のことをいいます。
会社の経営戦略や人事戦略に基づき合理的に配属先が決められていますが、個人の力でコントロールできるものではないため、「配属ガチャ」と比喩されているのです。
配属ガチャでハズレと感じたらどうすればいい?
配属ガチャでハズレを引いた場合は、希望するキャリアパスを築くことができません。
その結果、仕事に対するモチベーションも低下してしまうでしょう。最悪の場合は、メンタル不調を起こす可能性もあります。
しかし、慌てて行動すると後悔することになります。配属ガチャでハズレと感じたときは、次の流れで対処しましょう。
1. 状況を把握する 2. 会社内で解決策を探す 3. 異動を希望する 4. 転職活動を視野に入れる |
ここでは、それぞれの対処法について詳しく解説します。
1.状況を把握する
配属ガチャでハズレと感じても、まずは落ち着いて状況を把握することが大切です。
企業側は経営戦略や人事戦略に基づいた合理的な判断で、新入社員の配属先を決めています。希望する部署や職種ではない場合でも仕事をしてみると「自分の強みを活かせた」「想像以上にやりがいがあった」と予想外の気づきが得られる場合もあります。
そのため、配属ガチャでハズレだと感じた場合でも、まずは仕事をしてみましょう。
また、人事担当者に配属理由や経緯を聞いてみると納得できることもあります。そのため、まずは状況の把握から始めてみましょう。
2.会社内で解決策を探す
状況を把握した上で「どうしても納得ができない」「自分には適正がない」と感じる場合は、上司や人事担当者へ相談してみましょう。 1on1 面談などで相談すれば、親身になってもらえます。
人には向き・不向きがあり、合わない仕事を続けてしまうと、メンタル不調になったり、自己肯定感が下がってしまうこともあります。そうなる前に上司や人事担当者へ相談しましょう。
3.異動を希望する
新入社員も部署異動を希望することができます。会社側に人事に関する決定権があるため、必ず希望が通るとは限りません。しかし、転職活動よりリスクが低いため、転職活動を視野に入れる前に異動願いを上司に提出しましょう。
希望する部署・職種に就きたい場合は、以下のような工夫をしてみることをおすすめします。
【異動を希望する際のポイント】
- 社内公募制度を活用する
- 現在の部署で努力をして結果を出す
- 異動先の部署で求められる専門知識を身に付ける
- 1on1面談などタイミングをはかり上司に相談する
4.転職活動を視野に入れる
社内で希望する部署や職種に就けない場合は転職活動を視野に入れましょう。
今度は配属ガチャでハズレを引かないために、部署・職種別に採用を行っている企業を選んでください。また、転職活動の面接時に希望する部署や職種を伝えることが大切です。
新卒社員の場合は、初めての転職活動に不安を感じることでしょう。そのような場合は、転職エージェントサービスを利用してみてください。
転職エージェントで現在の仕事の不満点や、探したい仕事について相談すれば、希望の仕事を一緒に探してもらえます。
配属ガチャでガッカリしないために
配属ガチャでハズレを引くとガッカリしてしまうかもしれません。また、面接時に配属の希望を伝えたのに、まったく考慮されていないと不信感を抱いてしまうこともあるでしょう。
最初は興味が湧かない仕事でも「自分の強みを活かせて働ける」「とても興味が湧いてきた」と、新たな気づきが得られる場合もあります。そのため、希望する部署や職種でなくても、「まずはやってみる」のがおすすめです。
その上で、自分には合わないと感じた場合は無理して続ける必要はありません。上司や人事担当者に配属の希望を伝えたり、転職を視野に入れてみましょう。ぜひ、理想のキャリアを描いてみてください。
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