インサイドセールス

インサイドセールスに必須のツールは5つ!おすすめのクラウドツールを紹介【2024年最新】

多くの企業がインサイドセールスを導入し、業務効率化や生産性向上を実現したいと考えています。2023年からは営業DXという考え方も一般化し、さらにインサイドセールスに注目が集まっています。

そこで、今回はインサイドセールス導入におすすめのクラウドツールをご紹介します。SFA/CRMツール」「MAツール」「CTIシステム」「オンライン商談ツール」別におすすめのクラウドツールを紹介するので、ぜひ参考にしてください。

※この記事は2022年3月に公開したものを加筆修正しています

インサイドセールスとは?

まずはインサイドセールスとは何かについて、改めて知っておきましょう。

インサイドセールス/フィールドセールス とは?

インサイドセールスとは営業形態のひとつで、見込み顧客をリスト化してアポ取り、訪問、クロージングまでの営業業務のうち、非対面で行える業務を「インサイドセールス」として区別しています。
「内勤型営業」とも呼ばれ、おもにSDR(反響型・PULL型)とBDR(新規開拓型・PUSH型)のふたつの手法があります。
SDRはホームページやフォームからの問い合わせに対してアプローチする営業手法、BDRはこちらを認知していない企業に対して飛び込み的にアプローチする営業手法のことをいいます。
インサイドセールの対義語としてフィールドセールスがありますが、フィールドセールスとは「外勤型営業」とも呼ばれ、相手先を訪問して行う営業の形態を指しています。
インサイドセールスが獲得した見込み顧客に対して、フィールドセールスが訪問や商品説明などを通じてクロージング活動を行い、連携して成約を獲得する手法が一般的です。

◆関連用語

インサイドセールス導入に必須のツールは5つ

見込み顧客と良好な関係を築き、商談や契約を獲得していく営業手法「インサイドセールス」を実現するためには、下記のツールが必要となります。

ツールは業務効率化のために導入するという目的もありますが、リアルタイムで情報共有できるというメリットもあります.特にクラウド型のツールであれば、場所を選ばずに情報共有できることが強みです。

  • SFA/CRM…顧客情報や対応履歴の一元管理
  • MAツール…マーケティング業務の効率化・自動化
  • CTIツール…インターネット回線を用いて通話ができる
  • オンライン商談ツール…訪問しなくてもオンラインで商談ができる

インサイドセールスの導入に必要な「SFA/CRM」「MAツール」「CTIツール」「オンライン商談ツール」には、さまざまなデジタルツールが登場しています。業界・規模に応じた製品を導入しましょう。

また、成果を最大化するには、インサイドセールス部門のメンバーがストレスなく操作できる製品を選ぶことも重要です。今回は、それらを踏まえて、おすすめのツールをご紹介します。

初めてのインサイドセールスにおすすめのSFA/CRMツール4選

SFAとはSales Force Automationの略で「エスエフエー」と呼ばれます。SFAは営業支援システムのことで、顧客情報や営業活動の進度をデータベース化して蓄積し、分析することができます。

また、CRMとはCustomer Relationship Managementの略で「シーアールエム」と呼ばれます。CRMは、顧客情報の蓄積・管理を行うためのシステムで、顧客の購買履歴や対応履歴、 LTV などを確認するために必要になります。

SFAもCRMもさまざまなツールがあるため、自社に見合ったものを選びましょう。インサイドセールス業務を効率化できる、おすすめのSFA/CRMツールをご紹介します。

スモールスタートにおすすめ「HubSpot CRM」

HubSpot CRMの魅力はCRM機能をはじめ、マーケティングや営業支援ツールを無料で使うことができることです。

CRM機能としては100万件の顧客情報が登録できます。また、使用人数に制限が設けられていないため、会社全体で顧客情報の共有ができます。

いちばんのメリットは営業パイプライン全体を可視化するSFA機能はもちろん、マーケティングやカスタマーサポートの機能もあるオールインワンパックツールであること。そのため、スモールスタートでビジネスに取り組みたい方におすすめです。

基本ツールは無料で使えるので、初めて顧客管理ツール、営業管理ツールを導入する方におすすめです。

公式ホームページ:https://www.hubspot.jp/products/crm

業界や規模に応じたカスタマイズができる「Salesforce Sales Cloud」

Salesforce Sales Cloudの魅力は圧倒的なブランド力です。CRM・SFAの部門でNo.1のシェア率を誇るクラウドツールのため、安心して導入できます。

ブランド力だけでなく、ユーザーの意見を参考に年3回のバージョンアップを行っています。充実した機能がSalesforce Sales Cloudの魅力です。

また、機能だけで足りない場合は、必要に応じて機能追加やUI設計の変更なども依頼できます。そのため、SFA/CRMシステムを導入して業務効率化を図っていきたいとお考えの人におすすめです。まずは30日間の無料トライアルを体験してみましょう。

公式ホームページ:https://www.salesforce.com/jp/

サポートが充実している「eセールスマネージャー」

e-セールスマネージャーは国産のSFA/CRMツールです。ダッシュボードなどにアイコンが大量に使用されており、直感的な操作ができる仕様になっています。

また、サポートサービスが充実しており「導入サポート」「稼働サポート」「定着サポート」を行ってくれるため、SFA/CRMツールを使いこなせるか不安という方も安心して導入できます。

インサイドセールスへのSFA/CRMツール導入の手厚い支援、サポートを希望したい方におすすめです。30日間の無料トライアルができるのもメリットです。

公式ホームページ:https://www.e-sales.jp/

シンプルで使いやすい「GENIEE SFA/CRM」

GENIEE SFA/CRM(旧ちきゅう)も国産のSFA/CRMツールです。日本独自のビジネスシーンにマッチした機能が充実しており、シンプルで使いやすい操作性が高い評価を得ています。

顧客管理、商談管理、名刺管理などの管理機能はもちろんgmail・Googleカレンダー連携によって操作性をアップ。セキュリティ面でも安全性の高いクラウドツールです。

15日間の無料トライアルができ、導入後は手厚いサポートがあるため負担なく運用開始できるのが魅力です。

公式ホームページ:https://chikyu.net/

初心者におすすめのMAツール3選

MAとはMarketing Automationの略で、「エムエー」または「マーケティングオートメーション」と読みます。

MAは収益向上を目的として、マーケティング業務を効率化・自動化するためのツールです。顧客の購買プロセスに見合ったメール配信が自動化できるため、見込み顧客の育成ができます。

MAツールは製品毎に機能が異なるので注意が必要です。ここでは、おすすめのクラウド型MAツールをご紹介します。

豊富な導入実績と信頼を誇る「Marketo Engage」

Marketo EngageはAdobe株式会社が提供しているMAツールで「マルケト」と呼ばれています。BtoB、BtoC問わずに5,000社へ導入されており、「Magic Quadrant for CRM for Lead Management」で最高点を獲得した実績もあります。

顧客の購買プロセスに応じたステージ設計を細かく実装できたり、クロスチャネル(メールやSNSなど複数のチャネルを指す)のナーチャリングが実現できたりするなど高機能な製品として支持を集めています。

また、他のシステムと連携しやすいため、機能性や拡張性を求めたい方におすすめのMAツールです。

公式ホームページ:https://business.adobe.com/jp/products/marketo/adobe-marketo.html

匿名の見込み顧客にアプローチできる「SATORI」

SATORIは国産のMAツールです。SATORIの魅力は「アンノウンマーケティング機能」と呼ばれる独自機能です。匿名の見込み顧客のデータ管理が行えるため、条件設定してフォームやコンテンツを使い分けることができます。

他のMAツールでは匿名顧客に対するマーケティング施策は打てないことが多いですが、SATORIなら実現できます。そのため、自社で保有している顧客リスト数が少なく、匿名顧客に対するマーケティング施策を行いたいという方におすすめのMAツールです。

公式ホームページ:https://satori.marketing/

データ加工や統合が簡単にできる「b→dash」

b→dashは、データ加工、管理、抽出までの工程を大幅に削減できるということが魅力です。

そのため、見込み顧客リストはあるけれど、どのようなデータ加工をすれば分からないと悩んでいたり、データ加工をエンジニアや外部委託していたりする方におすすめのMAツールとなっています。

公式サイト:https://bdash-marketing.com/

おすすめのCTIツール2選

CTIツールとはインターネット回線を利用した電話のことです。インサイドセールス導入時には、このCTIツールの導入は必須です。

通話料金が安く抑えられるだけでなく、通話内容の録音やデータ解析ができ、営業力アップが図れます。ここでは、おすすめのクラウド型コールシステムをご紹介します。

顧客管理機能付き「GoodCall」

GoodCallは、発信・着信機能に加えて顧客管理・業務効率化機能を備えたクラウド型のコールシステムです。

インサイドセールスはもちろん、コールセンターの受電業務にも使えるため、一貫した管理が可能になります。稼働状況もリアルタイムで可視化でき、管理職の業務効率化にも役立ちます。

クラウド型なので在宅勤務でも場所を選ばず業務に従事できます。SlackやChatWorkなどのビジネスチャットツールやsalse forse(SFA)との連携も可能です。

公式ホームページ:https://good-call.jp/

通話内容をAI解析して営業力が向上できる「MiiTel」

MiiTelは音声解析AIが搭載されたIP電話アプリです。通話内容の自動録音をはじめ、それらのデータから「話速」「被せ率」「沈黙回数」「Talk:Listen率」などが分析できます。

契約が獲得できる営業担当者と契約が獲得できない営業担当者の営業トークの違いを可視化できます。また、「どのようなキーワードを使用すれば契約が獲得できるのか?」「何時頃に電話をかければ、繋がりやすいのか?」などを可視化する機能も搭載されています。

通話内容から営業トークを可視化して、営業力を高めたい方におすすめのCTIツールです。

公式ホームページ:https://miitel.com/jp/

おすすめのオンライン商談ツール2選

インサイドセールスに欠かせないのがオンライン商談ツールです。オンライン商談が実現できれば、コストをかけずに営業エリアを拡大できます。

オンライン商談ツールは無料で使用できる製品や、機能が充実した製品があります。自社の目的に見合ったものを導入しましょう。

無料で利用可能でスモールスタートができる「Zoom」

Zoomは世界中で利用されているオンライン商談ツールです。大きな特徴は、1回あたりのデータ通信料が少ないため、環境に左右されず安定した通信が行えること。大人数が参加しても、映像や音声が安定しています。

また、1対1のオンライン商談であれば無料で使用できることも大きな特徴。そのため、スモールビジネスで始めたい方におすすめのオンライン商談ツールです。

公式ホームページ:https://zoom.us/

機能が充実!法人営業に最適な「ベルフェイス」

ベルフェイスは、法人営業に特化したオンライン商談ツールです。自動的に商談の記録を取得してくれるため、エビデンスが得られたり議事録作成の効率化も可能です。

名刺交換や電子契約など商談をスムーズに進めるための機能が搭載されているため、オンライン商談から受注までワンストップで行いたいという方におすすめのオンライン商談ツールです。

公式ホームページ:https://bell-face.com/

営業リスト作成ツールも活用しよう

salselist

インサイドセールスは、見込み顧客1人ひとりに見合った情報を適切なタイミングで提供して、良好な関係を構築していく営業手法です。そのためには、質の高い営業リストは欠かせません。

しかし、営業リストの件数が少ないとお悩みの方もいるかもしれません。そのような場合は、営業リスト作成ツールを活用して顧客リストを作成しましょう。

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まとめ

インサイドセールスを導入して業務効率化や生産性向上を実現するためには「SFA/CRM」「MAツール」「IP電話アプリ」「オンライン商談ツール」などのツール類が必要になります。

さまざまなツールが登場しているため、自社の業界・規模に見合ったものを選んでください。この記事では、多くの製品の中でも、おすすめのツールをご紹介しました。ぜひ、インサイドセールスを導入しようと思っている方は参考にしてみてください。

Akala Note編集部


右も左もわからないままIT企業に入社。研修でテレアポ、テレマーケティングのおもしろさにはまり、インサイドセールス部門に配属を希望。法人営業、マーケティング部門も経験し、いまでは新人研修も担当する。BtoB営業・マーケティングのオールラウンダーをめざして奮闘中!

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