YouTubeショートは、最大60秒までの短い縦型動画専用のサービスです。2021年7月のリリース以来、とても人気の高いコンテンツになっています。
マーケティング 担当者としては見逃せないYouTubeショートについて、ショート動画の作成から投稿までのプロセスをわかりやすく解説します。
YouTubeショートとは
YouTubeショートはYouTubeで楽しめる60秒以下の短い縦型動画のことを指します。
YouTubeショートは、縦型なのでスマホで片手で持って視聴できるため、スキマ時間にサクッと見られる気軽さが特徴です。
また、縦スクロールで次の動画が再生されるので、興味のない動画はスワイプで飛ばすことができます。興味関心にあわせて動画がレコメンドされるため、タイパを重視する人も飽きずに楽しめます。
新しいトレンドが常に生まれているため、単なるエンターテイメントとしてだけでなく、情報収集ツールとしても注目度が高まっています。
YouTubeショートがマーケターに注目されている理由
出展:総務省情報通信政策研究所「令和4年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」より
縦型のショート動画といえばTikTokがよく知られていますが、なぜ今、YouTubeショートが注目されているのでしょうか?
その理由はユーザー層の広さにあります。総務省の「令和4年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」によると、TikTokの主なユーザー層は10~20代なのに対し、YouTubeは10~70代と幅広い層に利用されていることがわかります。
ビジネスユーザーも多いことから、BtoC企業に限らずBtoB企業のマーケティング担当者も重視するコンテンツになっています。
YouTubeショート動画のサイズと時間
YouTubeショート動画のアスペクト比は9:16、解像度は1080ピクセル×1920ピクセル(フルHD)の縦長になります。正方形の動画も投稿することができますが、横長の動画はショート動画の定義には含まれません。
この比率はスマートフォンの画面に最適化されています。画面いっぱいに余白なく表示されるので、より没入感があるのが特徴です。
最適なアスペクト比の動画を投稿するには、YouTubeアプリを使用して撮影する、スマホで撮影する、もしくは既存の動画を編集して9:16の比率にトリミングする必要があります。
時間に関しては最大60秒までになりますが、数秒の動画でもインパクトのあるコンテンツを作成することができます。
YouTubeショートの見方
YouTubeショートの見方は、大きく分けて3つあります。
1. YouTubeアプリで見る
スマートフォンでYouTubeアプリを開くと、画面下部に「ショート」というタブが表示されます。「ショート」をタップすると、YouTubeショート動画のフィードが表示されます。
フィードには、興味関心に基づいておすすめされた動画や、最近視聴した動画、人気のある動画などが表示されます。
動画をタップすると、その動画を再生できます。画面を上下にスワイプすると、次の動画に移動できる仕様なので、ついつい時間を忘れて見てしまいます。
従来のYouTube動画の視聴ページにも、関連するショート動画が表示されることがあります。
また、登録チャンネルのページにも、ショート動画が掲載されている場合があります。チャンネルアイコンの下に表示された「ショート」タブをタップすると、そのチャンネルのショート動画のフィードが表示されます。
2. YouTubeウェブブラウザで見る
YouTubeにアクセスし、画面左側のメニューから「ショート」を選択します。YouTubeショート動画のフィードが表示されます。フィードの操作方法は、YouTubeアプリの「ショート」タブと同じです。
3.テレビやゲーム機などで見る
テレビやゲーム機でもYouTubeショート動画を視聴することができます。横長の画面でも自然に動画を表示できる仕様のようですが、2019年より前にリリースされたデバイスではYouTubeショートが視聴できないこともあります。
参考:YouTubeヘルプ「スマートテレビやゲーム機でショートを見る」
YouTubeショートの投稿方法
YouTubeショートの投稿方法はとっても簡単です。
1.スマホアプリの場合
YouTubeアプリにログインし、「+」アイコンをタップして「ショート」を選択します。
既存の動画からショート動画を作成する場合は、左下からカメラロールの動画を選択します。60秒以内であれば複数の動画を繋げることもできます。
録画ボタンをタップすれば、エフェクトやフィルターをかけた状態で動画撮影ができます。
既存動画、撮影動画も投稿時にテキストやミュージックをつけて編集することができます。編集が終わったら、キャプションや公開範囲を設定してアップロードするだけでOKです。
2.PCの場合
YouTubeスタジオにログインします。右上の「作成」をクリックして、9:16の縦型動画、もしくは1:1の正方形の動画をアップロードします。
タイトルかキャプションに「#Shorts」をつける必要がありましたが、現在では60秒以内の縦型動画は自動でショート動画と認識されるようです。
サムネイルや公開範囲の設定が終わったら、「保存」をクリックすれば完了です。
YouTubeショート編集ツールとアプリ
YouTubeショート動画の編集にはアプリやツールを使います。YouTubeアプリで編集する方法もありますが、「撮影はスマホで、編集はPCで」という方におすすめしたいツールをご紹介します。
直感的に操作できるので、動画編集が初めての方も安心です!
Canva
Canva社によるCanva(キャンバ)はプロのようなコンテンツを簡単に作れるツールとして人気です。豊富なテンプレートや素材も商用利用可能で、動画編集だけでなく、広告画像や印刷物の作成にも役立ちます。PC版の他、スマホアプリ版もあります。
Director 365
サイバーリンク社のPowerDirector 365も使いやすく、豊富なテンプレートやアニメーションなどが手軽に使えるため人気です。商用利用可能で収益化も認められていますが、編集した動画を有料で販売することはできません。
無料で使える機能には制限がありますが、無料版でもストレスなく動画編集が楽しめます。PC版の他、スマホアプリ版もあります。
CapCut
CapCutはTikTok運営のバイトダンス社がリリースした動画編集アプリです。初心者にも使いやすく、豊富なテンプレートが用意されていることが魅力です。さまざまなエフェクトのほか、背景削除や字幕生成などの機能も充実しているのが特徴です。PC版の他、スマホアプリ版もあります。
最近では、「猫ミーム」の作成がしやすいことでユーザーの注目を集めました。
CapCutは商用利用に注意!
CapCutは商用利用できません。CapCutで編集した動画の販売やYouTubeなどで収益を得ること、動画広告の作成はできません。また、ビジネスアカウントでのSNS投稿もNGとされるケースがあるようです。
現在はWebブラウザ版のCapCutでのみ「CapCut for Bussiness」が利用可能です。
テンプレート、スタンプ、写真、動画、テキスト、フォントなどの素材は「商用フィルタ」で絞り込んでヒットしたもののみ使用できます。
ただし、オーディオ(音楽、サウンドエフェクト)は商用利用化の素材で作っても、CapCut、TikTok、TikT for Bussinessでのみ使用可能です。他のSNSにはアップロードできないので注意しましょう。
まとめ
YouTubeショートは、短時間で情報を伝える新しい形の動画コンテンツです。
YouTubeショートを活用して、効果的なコンテンツを作成し、視聴者とのエンゲージメントを高めるには動画のサイズ、時間、投稿方法について知っておく必要があります。
編集ツールやアプリも日々進化しているため、マーケティング担当者は動画トレンドとあわせてアンテナを張っておくことが大切です。
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