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マーケティングに使える心理学!「ウィンザー効果」を活かした集客戦略とは

匿名の口コミや評判に背中を押されて、商品を購入した経験はありませんか? これは、ウィンザー効果と呼ばれる心理効果によるものです。今回は、ウィンザー効果を活かした集客戦略をご紹介します。

ウィンザー効果とは 

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ウィンザー効果とは当事者が発信する情報より、他者を介して発信した情報の方が信頼されやすい心理効果をいいます。

例えば、A社が商品をアピールすると「商品を売り込むために良い点ばかり説明しているのではないか?」と疑念を抱かれてしまいがちです。一方で、商品購入者がレビューすれば「本当に良い商品なんだ」と信頼されて、商品を購入してもらえるようになります。

つまり、第三者である商品購入者にレビューしてもらった方が購買に結び付きやすくなるのです。このように、信頼が得られやすくなるため、ビジネスでもウィンザー効果が積極的に活用されています。

ウィンザー効果が生まれる心理メカニズム

ウィンザー効果が生まれる心理メカニズムは防衛機制が大きく関与しています。

人間の心では防衛機制が働いています。例えば、企業が商品をアピールすると「何か裏があるのでないか」と疑ってしまうのも防衛機制によるものです。企業と顧客間には利害関係が発生するため、防衛機制が働きやすくなっています。

一方で、匿名で口コミを投稿する人は、どのような内容を投稿しても不利益を被らないため、誇張したり嘘をついたりする必要がありません。利害関係が発生しない相手に対しては防衛機制が働きにくくなるため、匿名の口コミは信頼されやすいのです。 

ウィンザー効果を活用した集客戦略の例

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ウィンザー効果はマーケティング戦略(集客戦略)に用いられます。ウィンザー効果を活用した集客例を3つご紹介します。

口コミ(バイラルマーケティング)

口コミ(バイラルマーケティング)とは、誰かに紹介したくなるような商品を開発して、SNSで拡散されるように仕向ける手法です。

多くの人を魅了する商品を開発できれば、広告宣伝費をかけずに、人から人へ商品情報が拡散されます。今まで接触したことのない潜在顧客にも働きかけられて、新規顧客の開拓ができます。

プレスリリース

プレスリリースとは、企業が発表する公式文書のことです。TVや新聞、Webメディアなどのメディアに取り上げてもらうために公式文書を発表します。

メディアに取り上げてもらえれば、中立的な報道により公式文書の信頼性を高められます。各メディアの読者や視聴者からの認知、信頼を得られやすくなります。

アンケート/インタビュー

アンケートやインタビューを実施して、第三者の意見を集めて公開すれば、企業や商品の信頼性を上げられます。

例えば、商品購入者に顧客満足度に関するアンケート調査を実施して、ホームページに調査結果を掲載すれば「商品購入者は満足しているんだ」と思ってもらえます。

また、インタビューを実施すれば、商品のどの部分に満足しているかを聞き出すことが可能です。商品購入者の声をホームページに載せれば信頼されやすくなります。商品購入者の許可を得る必要がありますが、インタビュー映像にするとより威力を発揮します。

ウィンザー効果を活用する際の注意点

ビジネスでウィンザー効果を積極的に活用することで集客できるようになります。しかし、ウィンザー効果を活用する際には3つの注意点があります。

ステルスマーケティングを行わない

口コミ(バイラルマーケティング)に取り組む際は、ステルスマーケティング(ステマ)にならないように注意しましょう。

ステルスマーケティングとは、第三者の口コミを操作することをいいます。第三者を装ったり、協力者に報酬を支払ったりして口コミを操作します。ステルスマーケティングによる口コミは純粋な評価ではありません。ステルスマーケティングが公になれば、企業の信頼を失う恐れがあります。

ステルスマーケティングは景品表示法違反した場合は、2年以下の懲役または300万円以下の罰金が課せられます。

ネガティブな口コミも掲載する

第三者の口コミは、ポジティブな口コミとネガティブな口コミの両方を掲載するようにしましょう。企業はポジティブな口コミのみを掲載したいと考えるかもしれません。

しかし、ポジティブな口コミだけを掲載していると「ネガティブな口コミは隠蔽されているのでは?」と不信感を与えてしまうことになります。不自然なほど高評価だと逆に信頼されづらくなるため、公正に口コミを集めるようにしましょう。写真付きの口コミや直筆の口コミにすると信憑性が増すためおすすめです。

ターゲットに合わせて掲載する

口コミはターゲット顧客が親近感を湧く人に投稿してもらうことが大切です。

口コミはすべてを掲載する必要はなく、自社がターゲットとする顧客と属性(性別や年齢、職業など)が近い人の口コミを掲載することが大切です。親近感が湧く人の口コミを掲載することで、情報に説得力が増して信頼されやすくなります。

まとめ

ウィンザー効果とは当事者が発信する情報より、他者を介して発信した情報の方が信頼されやすい心理効果のことです。

ウィンザー効果が生まれる心理メカニズムは防衛機制が大きく関与しています。利害関係が発生しない相手に対しては防衛機制が働きにくくなるため信頼されやすいのです。ウィンザー効果を活用した集客戦略の例には「口コミ(バイラルマーケティング)」「プレスリリース」「アンケート/インタビュー」があります。

ウィンザー効果を上手く取り入れることで、費用対効果の高いマーケティング施策が打てるようになります。ぜひ、これを機会にウィンザー効果をマーケティングに活用してみてください。

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Akala Note編集部


右も左もわからないままIT企業に入社。研修でテレアポ、テレマーケティングのおもしろさにはまり、インサイドセールス部門に配属を希望。法人営業、マーケティング部門も経験し、いまでは新人研修も担当する。BtoB営業・マーケティングのオールラウンダーをめざして奮闘中!

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