ニッチとは、もともと西洋建築の用語で「壁のくぼみ」のことを言います。壁面を半円や方形にくりぬき、信仰の対象となる彫刻などを飾れるようにした部分を指します。ビジネスにおいては、これが転じて「すき間市場」という意味になります。
例えば、規模が小さく大企業が進出していない「ニッチ市場」や、誰も手をつけていない分野をビジネスにする「ニッチ産業」、ポピュラーではないが一定数の需要がある「ニッチ商品」などという使われ方をします。
ニッチは「穴場」という見方もできるため、競争力に欠ける中小企業にとっては大きな可能性があるといえます。戦略的にニッチな市場や分野を狙っていくことを「ニッチ戦略」といいます。
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